両足切断の元F1レーサー、アレッサンドロ・ザナルディがパラ五輪で金メダルを獲得!

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WTCC時代はBMWで活躍

 

 ブラジル・リオデジャネイロで開催中のパラリンピック2016で、元F1ドライバーのアレッサンドロ・ザナルディ選手が、ハンドバイクH5カテゴリーの20kmタイムトライアルで見事、金メダルを獲得した。

 

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 49歳のザナルディ選手は2012年のロンドン・パラリンピックで獲得したふたつの金メダルとひとつの銀メダルに続く、2大会連続の金メダル獲得となった。

 

 優勝したザナルディの記録は28分36秒81で、銀メダルを獲得したオーストラリアのスチュアート・トリップ選手に2.7秒の差を付けた。銅メダルには、アメリカのオスカー・サンチェスが手にした。

 

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 ザナルディ選手は1991年から1994年、そして1999年にF1ドライバーとして活躍したほか、CARTで2度のシリーズチャピオンに輝いた経歴の持ち主。CARTの2001年シーズン、ドイツ・ラウジッツリンクで行なわれた第16戦で事故に。幸い一命を取り留めたものの脚部に大きな損傷を受けた。これにより、両足ひざ上からの切断を余儀なくされた。それでもレーサーとしての情熱は衰えず、2003年にWTCCでレース復帰を果たす。さらに2006年11月には義足を付けてBMWザウバーのF1マシンに乗り、スペインのバレンシア・サーキットを12周走った。

 

 2009年でWTCCを引退した彼は、数年前から平行して取り組んでいたハンドサイクルに専念。2012年のロンドン・パラリンピックにイタリア代表として出場し、かつてカーレースで走った経験のあるブランズ・ハッチサーキットを舞台に活躍し、2種目での金メダルとハンドサイクル・チームリレーで銀メダルを獲得していた。

 

 

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