ルーフにドローンのヘリポート! これがメルセデス・ベンツが提案する未来のバン

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自動運転で配達エリアへ、そこから先はドローンが担当

 

 9月7日、ダイムラーは都市環境のための革新的バンとして、コンセプトカー「メルセデス・ベンツ・ヴィジョン・バン」を発表した。ヴィジョン・バンは物流のラストマイルの担い手として、最終集積地から配達先までの情報や技術の高度な接続性を提案した一台。集荷から貨物スペースの管理、ルート計画などがすべてデジタル化され、ヴィジョン・バンはその指示に従って配送する。

 

 目的地への最終的な配送を担うのは、ルーフに備えられた2機のドローン。半径10kmの行動範囲を持ち、2kgまでの荷物を無人で届けることができる。

 

Mercedes-Benz Vision Van

 

 ヴィジョン・バン自身も自動運転車で、運転席的なスペースにはステアリングホイールもペダルも設置されていない。また、配送する荷物もデジタル化された配送情報に基づいて無人で仕分けと積み込みが行なわれるとのこと。動力源には、内燃機関の進入を禁止している都市部にも対応できるよう、75kWを発生する電気モーターを採用。航続距離は270kmが確保されているそうだ。

 

Mercedes-Benz Vision Van

 

 ドローンでデリバリーする宅配ピザが話題になったのは記憶に新しいが、各自動車メーカーが自動運転車を市場投入する時期として目標に掲げている2020年以降、この手の宅配車が当たり前になっていくのかもしれない。

 

 

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