前輪駆動と後輪駆動を同じラインで! メルセデス・ベンツのブラジル工場でGLAの生産が開始

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ポイントは「○○の低さ」と「××の高さ」

 

 9月2日、メルセデス・ベンツはブラジルのアイラセマポリス工場でGLAの生産を開始することを発表した。同工場ではすでに後輪駆動のCクラス・セダンの生産が行なわれており、GLAも前輪駆動ながら同じラインで組み立てられることになる。

 

 アイラセマポリスは5カ月前に稼働をはじめたばかりのメルセデス最新の工場で、GLAはCクラスに続く2番目のモデル。メルセデス・ベンツ・カーズの生産およびサプライチェーン部門役員のマルクス・シェーファー氏は「ブラジルでの生産拡大は国際競争力の強化につながります。前輪駆動と後輪駆動のモデルを同じラインで組み立てることのできるアイラセマポリスの柔軟性は、今後、メルセデス・ベンツの新たな標準となっていくでしょう」と語っている。

 

 駆動方式の違うモデルを同じラインで組み立てることについては、自動化率の低いラインだからこそ可能で、そのためには作業員が生産プロセスに精通している必要がある。ブラジルの作業員は就業にあたってインドのプネーやハンガリーのケチケメートなどの姉妹工場に派遣されて研修を受け、メルセデス・ベンツの高い品質基準を満たす技術を習得しているとのことだ。なお、ブラジルで生産されたCクラス・セダンやGLAは、ブラジルをはじめとする南米を中心に販売される。

 

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