日本には「4S」と「ターボ」が導入
ポルシェAGは6月28日、フルモデルチェンジを受けて2世代目へと移行した新型パナメーラを発表した。
スタイリングは911とのつながりがより強調されている。ダイナミックなラインを描くボディは、4ドアモデルながらよりスポーツカー然としたフォルムを実現。前後のLEDライトのデザインも目新しい。特にリアコンビネーションランプは3D仕様で、先進感を強く漂わせる。
ポルシェは新型パナメーラのデザインを「ひと目でパナメーラとわかること。そして、これまでパナメーラが持っていた特徴をさらに強化し、ウィークポイントであった点はすべて解消したもの」と表現している。
パワートレインも進化した。パナメーラ ターボには550ps/770Nmを発揮する4.0リッターV8ツインターボを、パナメーラ4Sには440ps/550Nmを発揮する2.9リッターV6ツインターボを新たに搭載。いずれも8速デュアルクラッチトランスミッションの「PDKⅡ」を組み合わせる。ちなみに0-100km/h加速タイムはそれぞれ、3.8秒、4.4秒で、スポーツクロノパッケージを選択すれば、それぞれ3.6秒、4.2秒を実現する。
一方、ディーゼルモデルにはポルシェ史上もっとも強力なエンジンが採用された。パナメーラ4Sディーゼルに搭載されるV8ツインターボディーゼルは422ps/850Nmを発揮。285km/hの最高速と4.5秒の0-100km/h加速タイムをマークし、量産車史上、世界最速のディーゼルモデルとポルシェは主張する。
リアアクスルステアやアクティブロールコンペンセーション、3チャンバーエアサスペンション、4Dシャシーコントロールシステムなども採用。スポーツカーのパフォーマンスとラグジュアリーサルーンの快適性を、よりいっそう高い次元で融合している。
インフォテインメントシステムも新世代版にアップデートされた。未来志向の12.3インチのタッチスクリーンディスプレイを組み合わせるポルシェ・アドバンスドコクピットは、スマートフォンのような操作性と視認性に優れたLEDスクリーンを採用。直感的な操作が可能となった。ポルシェ コミュニケーション マネージメントシステム(PCM)はインテリジェントな機能とオンラインサービスを提供し、ポルシェ コネクトは各種デジタルサービスやスマートフォンを通じてのリモートコントロールにより、クルマの持つ機能を拡張するとともに、効率的なドライブにも役立つ。
新型パナメーラは、ますは4WDモデルが欧州を皮切りに11月から市場に導入される見込み。日本にはガソリンモデル2種が導入され、予約受注は2016年7月28日より開始される。
日本市場導入車種
パナメーラ4S 8速PDK 右ハンドル ¥15,910,000
パナメーラターボ 8速PDK 右/左ハンドル※ ¥23,270,000
※パナメーラターボ左ハンドル車の予約受注は期間限定
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