それはスマホのアプリを更新するだけで使用可能
東京都心ではそれなりに姿を見かけるようになってきたテスラの高級電気自動車、モデルS。一回の充電で400km以上も走ることができたり、スマホよろしくソフトウェアのアップデートで次々と機能が増えていくなど、クルマの概念を覆す斬新さが大いに話題となっているが、そんなモデルSがこのたびマイナーチェンジ。デザインの小変更に加え、なんと車外からスマホで自動駐車させることのできる新機能を搭載してきた。
テスラはこの機能を「サモン(SUMMON、召還)」と呼んでいるが、文字通り駐車だけでなくガレージからクルマを“呼び出す”こともできる。要は駐車位置から前後に12メートルほど無人でクルマを動かすことができるのだ。これはもともと用意されていたオーナー向けモバイルアプリをアップデート(無料)するだけで実現するから、現行型のオーナーだってすぐにでも利用することが可能。クルマ側のシステムはもともとあるレーダーや超音波センサーを使うだけだからだ。
実際の様子は上の動画でご覧いただきたいが、運転席に誰も乗っていないのにスルスルとクルマがバック、自動的にステアリングを切って障害物を避け、人が近づくなど危険を察知するとスーッと停止。壁や隣のクルマとの距離など、前後左右の間隔は車両側で任意に設定することもできるという。狭い場所に駐車する際などは大いに重宝するだろう。
先日はBMWが7シリーズで同様の機能を披露したが、いよいよ自動運転時代も有人が前提のフェイズから、低速なら無人でもOKという段階へ一歩ステージが上がったということもできそう。今年は1980年代に流行った自動運転車が活躍する米テレビドラマ「ナイトライダー」が復活するという噂があるが、もし次期K.I.T.T.がモデルSならアプリの更新だけで十分に対応できる!?
スペックや価格など、より詳しい情報はこちら
https://www.teslamotors.com/jp
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