ターボはより立体的なフロントバンパーを装着
次期パナメーラの、ほぼカモフラージュがとれた姿がスクープされた。前回のリポート「新型ポルシェ・パナメーラ続報! このスッピンのフロントマスクを見よ!」で擬装の下のカタチをイメージしつつ書いたデザイン的な特徴は、ほぼ予想通りだった。空力面の洗練が進んだことは言うまでもないが、とりわけフロントフェンダー後方に配置され、前ドアのリセスへと続くエアブリーダーは、新型パナメーラのサイドビューを新鮮に見せる。
今回撮影された2台はこの秋パリサロンでデビュー予定のベースモデルであるV6と、来年のジュネーブあたりと目される4.0リッターの新型V8ターボ搭載車(鮮やかなブルー塗色の方)だとされる。となると大排気量の自然吸気V8モデルはどうなるのか? ということが気になる。世は過給の時代だが、911にGT3があるように、パナメーラユーザーにとってもそういうテイスト(つまりGTS)という選択肢は大切だと思う。
プラグインハイブリッド(PHV)モデルは当然ラインナップされる。基本的にパワートレインは3.0リッターV6スーパーチャージャー+モーターがキャリーオーバーされるようだが、軽量な新プラットフォーム「MSB」の恩恵とバッテリー性能の向上により、その性能スペックは現行車よりも高められると予想されている。