前年比25%増の利益を従業員に還元

　ポルシェAGは2015年の好業績を受けて、従業員に特別ボーナスを支給すると発表した。支給額はひとりあたり8911ユーロ（約112万円）で、およそ1万5600名が対象となった。

　ポルシェAGのオリバー・ブルーメ会長はこのようにコメントしている。

　「この特別ボーナスは、われわれの従業員が達成したコミットメントに対する正当な報酬です。決して容易な環境ではない中、彼らの知識と献身によって例外的ともいえる結果を残すことができました。私は従業員に特別の感謝を贈りたいと思います」

　2015年、ポルシェは全世界で22万5121台を販売。前年の18万9849台を19%上回る新記録を達成した。成長の牽引役はカイエンやマカンといったSUVモデルで、特にマカンは昨年はじめて年間を通じて販売され、8万台以上がカスタマーの手にわたった。昨年7万3119台販売されたカイエンとともに、前年比で2桁の伸び率を示した。

　販売台数の伸びは当然、売上高、利益に貢献し、ともに前年比25%のプラスを記録。5年連続で過去最高の実績となった。2015年の売上高は215億ユーロ（約2兆7100億円）、利益は34億ユーロ（約4300億円）と発表されている。

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