アウディQ7日本発表、2リッター直4ターボ仕様は804万円から

７人乗り仕様はミニバン的にも使える！

　2代目アウディQ7の日本仕様が1月14日に正式発表された。2タイプのガソリンエンジンが採用されており、2リッター直4ターボを搭載する2.0 TFSI quattroは804万円、3リッターV6スーパーチャージャーの3.0 TFSI quattroは929万円（いずれも税込）。販売開始は3月下旬となる。

　フロントまわりに太く縁取られた6角形のシングルフレームグリルをはじめとするアウディ最新のデザイン言語でまとめられたエクステリアは、初代モデルに比べて全長が35mm、全幅が15mm、全高が5mm削られている。加えてほぼすべてのボディパネルやフロアの大部分、それに構造にも幅広くアルミを使用し、最大300kg以上も車重を削減しているとのことだ。コンパクトなボディは空気抵抗係数の低減にも貢献し、最良の仕様で0.31と、ラージクラスSUVとしてはトップクラスの数値を達成。ヘッドライトはバイキセノン、LED、マトリクスLEDの3種類が設定されている。

　その一方で室内長は拡大されており、とくに7シーターパッケージで提供される独立式3列目シートの居住性が全面的に改善されている模様だ。7名フル乗車でも295リッター、3列目シートをたためば770リッターを誇る荷室も、開口部のシルを46mm低くすることで使い勝手を高めた。コクピットまわりでは、メーターパネルに12.3インチのTFTディスプレイを埋め込み表示内容を任意に変更できる「アウディバーチャルコクピット」を3.0リッターモデルに採用している。

　駆動方式はクワトロのネーミングが示すとおり2モデルとも4輪駆動で、従来型のダブルウィッシュボーンに代えて5リンクを採用した。トランスミッションは悪路で扱いやすいトルコン式の8速オートマチック。前後駆動力配分は通常時が前40：後60で、状況に合わせて前輪側に最大70％、後輪側に最大85％までトルク配分率を可変制御する。

　運転支援システムでは、ESP（横滑り防止装置）作動時に前席シートベルトのテンションを高めて衝撃に備える「アウディプレセンスベーシック」、他車両や歩行者を検知して警告を発する「アウディプレセンスシティ」のほか、「サラウンドビューカメラ」、「アウディアクティブレーンアシスト」、「パークアシスト」、「アダプティブクルーズコントロール」を全車に標準装備。さらに「アウディサイドアシスト」、「アウディプレセンスリア」、「後席サイドエアバッグ」をオプション設定している。

問い合わせ先　アウディジャパン http://www.audi.co.jp　