"自動車型録美術館" の記事一覧 - 2ページ目 自動車型録美術館 2019.11.11 プジョー402/道具的意味合いの強いクルマに感性的なカタログという組み合わせ【自動車型録美術館】第26回 カタログは次の2種類に大別できると考えています。ひとつめは機能の説明を主にしているもの。これを仮に理性的カタログとします。それに対し美的な表現を重視しているもの。こちらは感性的カタログとしておきましょう。クルマも大きく2種に分かれます。まずは道具としての意味合いが大きなもの。そしてもう一方が趣味的な色彩の強いもの、です… 自動車型録美術館 2019.11.10 ポルシェ356B/カレラ2の記載もあるポルシェ356Bのカタログ【自動車型録美術館】第25回 ポルシェ356Bポルシェ好きの方、お待たせしました。本稿も25回を数え、ようやくポルシェです。その間にフェラーリは4種類を紹介しています。まずはその差を生じさせた背景から。ポルシェとして最初にとりあげるカタログを何にしようか、かなり迷いました。おぼろげに356とは考えていましたが、356のカタログにも種類があります。3… 自動車型録美術館 2019.11.09 アバルト・レコードブレーカー/戦後、意気消沈していたイタリア国民を元気づけるために【自動車型録美術館】第24回 アバルト・レコードブレーカー’60年代までのアバルトのカタログは4頁程度の簡素なものが主流ですが、レコードブレーカーには、立派な冊子がつくられています。レコードブレーカーの資料はいくつか存在しています。今回とりあげた資料はカラー印刷のものでページ数は22。同様の資料で白黒印刷のものもあり、そちらは32ページ… 自動車型録美術館 2019.11.08 フィアット・アバルト131ラリー/ハコ好きにとって特別な存在である131アバルト【自動車型録美術館】第23回 ハコ好きにとって、やはりフィアット・アバルト131ラリーは特別な存在です。もちろん、3.5リッターのV6を搭載した、更に過激なSE031も素敵なのですが、残念ながら031の資料は目にしたことがありません。131ラリーのカタログは、ご覧のようにタイプ打ちのような文字フォントに代表されるように、じっくり読ませるタイプのもの… 自動車型録美術館 2019.11.07 マクラーレンF1/空港での待ち時間に構想されたマクラーレン初のロードゴーイングカー【自動車型録美術館】第22回 この資料はマクラーレンF1の世界へと誘ってくれます。ブルース・マクラーレンの悲願であったロードゴーイングカー。濃い黄色の車体色、カーナンバー4、リアルタイムで往時のブルース・マクラーレンの走りをご覧になった方もおられることでしょう。わたしも4番と5番のクルマが走る雄姿は、今でも目に焼き付いています。ですから、マクラーレ… 自動車型録美術館 2019.11.06 BMW M1/Motorsport GmbHを立ち上げた、最初の市販車【自動車型録美術館】第21回 このカタログを見ていると、スカイラインGT-Rのカタログを思い出します。というのも、R33のGT-R(BCNR33)とR34のGT-R(BNR34)のカタログをつくる際に声がかかり、いくつか参考にすべきカタログを紹介したことがあるからです。もしBCNR33やBNR34のカタログをお持ちでしたら開いてみてください。なるほ… 自動車型録美術館 2019.11.05 BMW 2002ターボ/ターボに対する並々ならぬ情熱を感じる30ページの大作【自動車型録美術館】第20回 BMW2002ターボのカタログは大別して2種類あります。ページ数の少ない簡易型と、今回紹介する30ページの本カタログです。どちらも版型と表紙は同じですが、裏表紙が異なっています。簡易版は裏表紙にスペックが記載されているのに対し、本カタログでは車両のリアビューの写真になっています。1672台といわれる生産数、内12台は試… 自動車型録美術館 2019.11.04 フィアット・アバルト124ラリー/見る者を心情的に魅了する情緒的なカタログ【自動車型録美術館】第19回 FIATABARTH124RALLY/フィアット・アバルト124ラリー前回に続き競技車両のカタログから。最近マツダのロードスターベースで復活したフィアット124スパイダー。今回は初代アバルト124ラリーのカタログです。プロ仕様クルマに限らず、世の中にはプロ仕様のものが少なからず存在しています。カメラも好きなわたしにとっ… 自動車型録美術館 2019.11.03 日産240RS/競技車両のものとしては例外的に立派な240RSのカタログ【自動車型録美術館】第18回 グループBなどの競技車両の場合、メーカーが作成するのはプレスキットと呼ばれる広報資料の類が多いのですが、この240RSのようにカタログが用意されることもあります。本稿ではこれから先、折をみてそうした競技車両の紙資料も紹介していきたいと考えています。16ページもある240RSのカタログは、競技車両のものとしては例外的に立… 自動車型録美術館 2019.11.02 ルノー8ゴルディーニ/今も脳裏に刻まれているゴルディーニの諸元値【自動車型録美術館】第17回 RENAULT8GORDINI/ルノー8ゴルディーニ本稿の第4回でアルピーヌA110をとりあげた際に少しだけ触れたルノー8ゴルディーニ。かなりお待たせしてしまいました。今回は8ゴルディーニのカタログです。CG誌上の広告現在、手許に古いカーグラフィック(以下CG)がありませんのでうろ覚えなのですが、1960年代のCG誌上… 自動車型録美術館 2019.11.01 フォード・エスコートRS/ぼろは着てても心は錦、失礼、クルマはエンジンが命です【自動車型録美術館】第16回 エスコートのMk.1は1968年から1975年まで生産されました。最初の高性能版はロータス製のツインカム1557ccを搭載、それが後にコスワース製BDA=気筒あたり4バルブのDOHC1601ccを積んだRS1600となり、更にMk.1としては最強の1701CCBDB、そしてインジェクション化されたBDCへと発展していく… 自動車型録美術館 2019.07.16 オースチン・セブン/ミニを肴に文明と文化というやや大きなお話【自動車型録美術館】第8回 オースチン・セブン/AUSTINSEVENミニを肴に、文明と文化というやや大きな話になってしまいました。●サイズ(縦×横)210mm×275mm●全16ページ文明の利器文明の利器、という言葉があります。クルマそのものが文明の利器として誕生しているのですが、なかでも、ミニや2CV、そしてビートルは、文明の利器と呼ぶにふさ… PREV 1 2