"絶景ドライブ" の記事一覧 旅&ドライブ 2019.05.14 平家の末裔が暮らす山里へと分け入っていく(徳島県/高知県・京柱峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 与作酷道のハイライトは四国随一の絶景峠ちょっと古風な標識が建つ京柱峠。その国道番号から、地元の人や酷道ファンから「与作」の名で親しまれる国道439号。重畳たる四国山地の脊梁を越えていく険しい峠越えの前後には、源氏の追討を逃れて移り住んできた、平家落人の末裔たちが暮らす静かな山里が点在している。峠の前後はすれ違いのできな… 旅&ドライブ 2019.05.13 紀伊山中に延びる東吉野街道の峠越え(奈良県・伯母峰峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 海が近いとは思えない紀伊半島の稜線をゆく道自然の豊かさから、近畿地方では観光地として非常に人気の高い大台ヶ原。ここに向かうドライブウェイの途中にあるのが伯母峰峠である。新しいトンネルの完成によって峠として意識されることのなくなった道だが、そこには神話の世界にも通じる「木の国」の深い歴史が秘められている。大台ヶ原ドライブ… 旅&ドライブ 2019.05.10 紀伊山中から熊野灘へ風が通り抜けてゆく(三重県・風伝峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 風伝おろしの雲が通り抜けてゆく峠の鞍部三重県の熊野市から熊野本宮大社を経て、和歌山県の白浜温泉まで延びる国道311号。その東寄り、紀伊山中へと分け入っていく入口部分にあるのが風伝峠だ。ここは風や雲の流れとともに、熊野詣の人々が盛んに行き来した古道でもある。熊野古道のすぐ脇を小さな切り通しで抜けていく県道62号の風伝峠。… 旅&ドライブ 2019.05.09 奈良の都から難波の湊へ、生駒の山を越える(奈良県/大阪府・暗峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 最大斜度は推定35度。生駒山をまっすぐ越える大阪と奈良を最短距離で結ぶ奈良街道・暗越は、古代から近世まで大いに賑わった街道のひとつである。その道筋をほぼ忠実にトレースしているのが国道308号・暗峠だ。暗峠の頂上付近の石畳は江戸時代に敷かれたもの。奈良盆地と大阪平野の間には、南北およそ30kmにわたって生駒の山並みが連な… 旅&ドライブ 2019.05.08 庶民の信仰が生み出した霊峰を取り巻く山道(鳥取県・鍵掛峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 眺める場所によりまるで違った表情を見せる大山町と江府町の境界に位置する標高916mの鍵掛峠。ここからは荒々しく切り立った大山南側の斜面を仰ぎ見ることができる。鳥取県の南西部にそびえる標高1713mの大山は、なだらかな中国山地の中にあってはひときわ目立つ独立峰である。そんな大山を中心に四方八方へと延びるのは参詣者や修験者… 旅&ドライブ 2019.04.26 大自然の猛威と恵みを目の当たりにする道(長崎県・仁田峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 もう一周したくなる!?珍しい一方通行の峠道海岸沿いに島原半島の南側をひと回りする国道251号。小浜温泉の南側は夕焼けの見事さからサンセットロードとも呼ばれる。海に向かって大きく裾を広げる島原半島の雲仙岳は、有史以来、何度も噴火を繰り返し、大きな災害を引き起こしてきた。しかし、雲仙岳は災いだけでなく、さまざまな恵みももた… 旅&ドライブ 2019.04.21 脂汗をかきながら歩荷たちが越えた峠道(福井県/岐阜県・油坂峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 歩荷を苦しませた急坂をループ橋で駈け上がる油坂峠東側の勾配のきつさを如実に表しているのが国道158号の白鳥ループ橋。分水嶺のこちらと向こうでは、がらりと表情を変える峠道がある。岐阜県白鳥町と福井県大野市を結ぶ国道158号・油坂峠もそのひとつ。かつて歩荷の人たち脂汗をかきながら登っていった急な坂道を岐阜県側から登り詰める… 旅&ドライブ 2019.04.20 1100年以上も前に官道として開かれた畿内と東国を分ける峠(三重県/滋賀県・鈴鹿峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 古代東海道の時代に関が置かれた宿場町昔ながらの風情が色濃く残る東海道・関宿。その西にそびえる山並みを越えていくのが鈴鹿峠である。この道が開かれたのは、参勤交代やお伊勢参りの人々が行き来した遙かに前の時代。古代の東海道を東に向かう都人にとって、鈴鹿峠の向こうは化外の地“東国”だったのだ。「天下の険・箱根」と並ぶ東海道の難… 旅&ドライブ 2019.04.19 お地蔵さんの立つ旧道を越え、霊峰・御嶽の山ふところへ(長野県・地蔵峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 名著『日本百名山』の表紙にもなった御嶽の眺め木曽路から飛騨高山を目指すなら国道361号の旧道を走ってほしい。長いトンネルを抜ける新道では、開田高原に着くまで見えない霊峰・御嶽が、曲がりくねった旧道を行くと、峠を越えた瞬間、目の前に大きな姿を現してくる。開田高原にある木曽馬の里。ここからも御嶽はよく見える。「峠」が付く日… 旅&ドライブ 2019.04.18 戸隠連峰の岩肌がそそり立つ峠を越えて、伝説が息づく山里へ(長野県・大望峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 戸隠連峰と北アルプスを一望にする大きな眺め長野市の西の外れに位置する旧・鬼無里村には、豊かな自然とさまざまな伝説がいまもたっぷりと残されている。この静かな山里へと続く道が今回紹介する大望峠である。目の前にそそり立つ戸隠連峰の岩壁と遠くに浮かび上がる北アルプス。そのスケールの大きな眺めには、まさに「大望」の名がふさわしい… 旅&ドライブ 2019.04.17 国道最高地点を越える日本屈指の山岳ルート(群馬県/長野県・渋峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 下界では味わえないダイナミックな山岳風景道路の両側にそそり立つ雪の壁。渋峠から群馬側に少し下ったあたりが最も積雪量の多いポイントで、壁の高さは7-8mにもなる。日本の峠道を語るうえで、志賀草津道路の渋峠を外すわけにはいかないだろう。なにしろ標高2172mのピークは日本の国道の最高地点であり、日本列島の脊梁、中央分水嶺を… 2019.04.16 標高2360m、日本一高い車道の峠道(長野県/山梨県・大弛峠)【絶景ドライブ 日本の峠を旅する】 麓から峠まで駆け上がれば季節も一瞬で移り変わる奥秩父の山並みを越えて山梨県と長野県を結ぶ川上牧丘林道。この道は志賀草津道路の渋峠より200m近くも高い標高2360mの大弛峠を越えていく。峠の長野県側は千曲川の源流域。そこから日本一長い河川が日本海へと流れていく。シラカバ林に囲まれた川上牧丘林道の長野県側。林間に湧く水は… 1 2 3 NEXT