アストンマーティンがプロダクトのミッドシップ化を推進?

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2台のコンセプトカーをジュネーブで発表

アストンマーティンは3月5〜17日まで開催しているジュネーブ・モーターショー2019において、エンジンをミッドシップマウントするスーパースポーツ2台のコンセプトカーを初披露した。

「ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト」は、アストンマーティンの量産車としては初となるミッドシップスーパースポーツのデザインを提示したモデル。フロントエンジン・リヤドライブだったヴァンキッシュの名は今後、ミッドエンジンモデルに変わる。

デザインは同社がこれまで発表してきた特別限定モデル「ヴァルキリー」などよりおとなしい印象となるが、クラムシェルフロントフェンダーと呼ぶ開口部を備えた独特のディテールが備わるなど、独特のルックスが演出されている。

一方、技術面ではヴァルキリーなどで培ったエアロダイナミクスを始めとするノウハウが生かされるという。量産モデルの生産は2022年が予定されており、量産車には新しいV型6気筒ターボエンジンの搭載が想定されているとのこと。

もう1台の「AM-RB 003」は、同社がプロジェクト003と呼ぶ次世代ハイパーカーのコンセプトで、パートナーシップを結んでいるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと共同で開発が進められる。

このモデルはヴァリキリー、ヴァリキリーAMR Proに続くハイパーカーシリーズ第3弾で、生産台数は500台に限定される予定だ。

パワートレインはV型6気筒ターボを組み合わせるハイブリッド。F1マシンで培った技術が惜しみなく導入され、既存のハイパーカーの上を行くパフォーマンスを披露するモデルになるとのこと。とくにリヤウイングは、固定式にもかかわらずダウンフォース量を変えることができる最先端の航空機モーフィン技術が採用されるなど、デザインと技術がさらに高い次元で両立しているという。

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