ミツビシがジュネーブ・ショーで新型アウトランダーPHEVを発表

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EVテイストが格段にアップ

三菱自動車は、2018年3月6日(火)から開催されるジュネーブ・ショーでコンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」の欧州初披露を行なうと同時に、プラグインハイブリッドEVシステムを大幅に進化させ、今夏より日欧で発売する計画の「アウトランダーPHEV(2019年モデル)」をワールドプレミアする。

 

「アウトランダーPHEV」2019年モデルでは、システムを大幅に改良。パワフルかつ高い静粛性を実現するモータードライブ感を強調することで「よりEVに」、ツインモーター4WDシステムによる車両運動統合制御システム「S-AWC」の走行性能を高めることで「よりSUVに」進化している。

改良されたプラグインハイブリッドEVシステムは、新設計した駆動用バッテリーとエンジンを搭載し、モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、主要構成部品のうち約9割のコンポーネントを改良してアップデートしている。

エンジンは排気量を2リッターから2.4リッターに拡大。カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御によりアトキンソンサイクル化、低回転域で高効率の発電を可能としている。また、エンジン発電制御も全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させた。

一方、駆動用バッテリーの容量は約15%大きくなり最高出力は約10%向上。また、ジェネレーターやリアモーターの出力も約10%向上させることによって、力強い走りを実現させた。

そして三菱自慢の車両運動統合制御システム「S-AWC」では、モーターのレスポンスを高め、旋回性能と加速性能を最大限高めた「SPORT」モードと、滑りやすい路面での安定性とコントロール性を高める「SNOW」モードを追加。SUVとしての利便性だけでなく、ドライビングプレジャーにも磨きがかけられた。

三菱車を代表するモデル、ということで今回のアップデートでは内外装にも手が入った。エクステリアはグリルやLEDライトなどのデザインが変更され質感が向上。インテリアはメーター表示が変更されたほか、サポート性を高めた新形状のシートにはキルティング本革の表皮を採用して上級感が高められている。

(基本諸元)
全長/全幅/全高:4,695/1,800/1,710(mm)
ホイールベース:2,670(mm)
トレッド前/後:1,540/1,540(mm)
エンジン:2.4リッターMIVEC・DOHC16バルブ4気筒
モーター:前後2モーター
駆動用バッテリー:リチウムイオンバッテリー
駆動用バッテリー総電力量:13.8(kWh)

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H.Tanaka
AUTHOR
2018/02/22 19:00

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