「革新的な油圧式サスペンション」を搭載!
シトロエンは主力コンパクトカーの新型C3をここパリサロンで世界初公開したが、もう1台、重要なコンセプトカーを披露した。それが「CXperience(シーエックスペリエンス)」だ。「CX」だけ大文字にしたのは正式な表記がそうだからで、これは間違いなく往年の名車、CXを意識して名付けたものだろう。
1974年に登場したCXはシトロエンの大型サルーンで、このCXペリエンスもボディは堂々たるサイズを誇る。しかも全長4.85m×全幅2m×全高1.37mは、幅こそややワイドになっているものの全長と全高はCXのロングホイールベース版とほぼ同じ。フォーマルなサルーンなのに、トランクが短いファストバック風フォルムを持つのもCX同様である。
ここで気になるのは、現在のフラッグシップであるC5の登場からもう8年が経っていること。実はいつ次期型が登場してもおかしくないタイミングなのだ。そんな中で登場してきたCXペリエンスだけに、どうしてもその中に新型C5に関するヒントが隠されていると思ってしまうのは私だけではないはずだ。
しかし残念ながらメカニズムに関する情報は少ない。パワートレインはプラグインハイブリッドで、150~200bpsを発生するガソリンエンジンと80Kwの電気モーターを組み合わせること。そして最高300bpsを発揮すること。トランスミッションは8速電気式ATであり、EVモードでの走行可能距離が60kmであること。そして……「革新的な油圧式サスペンション」を搭載すること!
「シトロエンといえばハイドロサス」と言われるように、独創的な構造の油圧式サスペンションが魔法のような乗り心地とスポーティなハンドリングを両立させており、それは現在C5にだけ搭載されているのだが、これはおそらく次期フラッグシップに新開発のハイドロサスが搭載されることを予告しているのではないだろうか。最近シトロエンはブランドのコアバリューに「アドバンスド・コンフォート(先進的な快適性)」を据え、ヨーロッパでは積極的にプロモーションしている。このあたりも新型フラッグシップモデル登場への地ならしを図っているともとれる。
このCXペリエンス自体は完全に手作りのコンセプトカーであり、このままのカタチで登場する可能性はほぼないといえそうだが、2000年代にもあの独創的なC6を生産に移したシトロエンだけに果たして? あれこれ想像しながら楽しみに待つとしよう。
■関連記事
- 2024年多数受賞の人気モデル! 新型「シトロエンË-C3」「C3」が「カー・オブ・ザ・イヤー」2025最終選考にノミネート
- 航続距離約320km、約434万円から。「シトロエン Ë-C3」が「2025 カーバイヤー・アワード」で「最優秀小型電気自動車賞」受賞
関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>