「ジュリア TZ」シリーズからインスピレーションを得て制作
アルファロメオでは、いくつかの興味深いモデルを生産しているが、現在のラインアップにおいて、「8Cコンペティツィオーネ」のように2度見したくなるほどインパクトを与えてくれるモデルは存在しない。
そこで提案されたのが「TZ 4」だ。この予想CGは、ジェネシスとランボルギーニで働いていたカーデザイナー、Samir Sadikhov(サミール・サディホフ)氏によって描かれている。エクステリアは、1960年台にザガートと制作したアルファロメオ「ジュリア TZ」シリーズからインスピレーションを得ているという。
そのデザインは、約10年前にアルファロメオとザガートが製造したダッジ「バイパー」ベースの「TZ3」に非常に似たゴージャスな形状を特徴としている。そのため、TZ 4のルーフラインは後方に美しく伸び、ほぼフラットなガラス製エンジンカバーに続いている様子が見てとれる。
フロントエンドでは、滑らかなLEDヘッドライトユニット、先の尖ったノーズには、目を引く素敵なグリルを装備している。また美しい曲線の、官能的ボンネットフードも特徴的だ。
リアエンドには、レトロなデザインに美しくマッチするインフィニティミラーデザインの円形LEDテールライト、デュアルエキゾーストパイプとアグレッシブなディフューザーを装備し、スポーティなゴージャス感を醸し出している。
「8Cコンペティツィオーネ」が発売されてから13年が経過、そろそろ刺激的なアルファロメオに期待したい。
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