マシンは伝統的なカラーであるアストンマーティンレーシンググリーンにペイント。3月28日に決勝が行なわれるバーレーンGPで実戦デビュー
2021シーズンからFIAフォーミュラワン世界選手権(F1)に本格復帰することを表明したアストンマーティンは、3月3日に参戦マシン「AMR21」を公開した。チーム名は「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム」だ。
AMR21のボディは同社の伝統的なアストンマーティンレーシンググリーンでカラーリングされ、長年のパートナーであるBWTを表すマゼンタカラーのストライプが施されている。またフロントウイングや、サイドボディなどには同チームを支えるアメリカのIT大手企業「コグニザント」をはじめとするグローバルパートナーのネーミングが入る。
パワーユニットは、ハイブリッドエネルギー回収システムを備えたメルセデスAMG製のターボエンジン「メルセデスAMG F1 M12」。3月12〜14日にバーレーンでテストプログラムを実施(同GPの決勝は3月28日)するが、3月4日にシルバーストーンで行なわれるプロモーションイベントでグランプリサーキットのデビューを果たす。
このマシンのステアリングを握るのは新進気鋭のカナダ人レーサー、ランス・ストロール(写真左)と、過去4度のF1ワールドチャンピオンに輝いた実力の持ち主、セバスチャン・ベッテル(同右)だ。
アストンマーティン・ラゴンダ社のローレンス・ストロール会長は、このたびの発表に際して次のようにコメントしている。
「私はこの日をとても長いあいだ夢見てきました。私はいつもカーガイで、いつもカーレースを愛しています。私の最初の夢はF1チームを持つことでした。そして2番目の夢は、アストンマーティン・ラゴンダの重要な株式を取得することでした。今日の日が迎えられたということはこのふたつの夢が、新しいマシンAMR21で実現したことを示しています」
AMR21の実戦初投入となる3月28日のバーレーンGP決勝で、60年以上ぶりにモータースポーツの頂点に復帰するアストンマーティン。果たしてどんな走りを見せてくれるのか、期待は高まる。
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