ちゃんとEクラスの存在感がある
最近、自動運転まわりの話題で世の中騒々しいけれど、そのトップランナーのひとりがメルセデス・ベンツであることに疑いの余地はない。そしてその最新モデルである新型Eクラスには、Sクラスよりも一歩進んだ、現時点でもっともハイレベルなシステムが組み込まれている。ということは、この分野でいまいちばん未来に近い存在が、この新型Eクラスというわけだ。
ラインナップの詳細はこちらの記事「ディーゼルも! 自動運転も! メルセデス・ベンツ新型Eクラスが日本デビュー」を併せてお読みいただくとして、今回はこの中から、まっさきに上陸してきたE200アバンギャルドに試乗してみた。その他のモデル、E220dやE250、E400などは10月以降にやや遅れてやってくるそうだ。
試したのはAMGデザインのエアロパーツやアルミホイールを装着する「E200アバンギャルド・スポーツ」で、価格は727万円。ちょっと前まではなんとなく「Cなら200、Eは320、Sは500じゃないと」というイメージだったけれど、ダウンサイジングのビッグウェーブが自動車界に押し寄せたいま、Eも200な時代になったというわけだ。実際、メルセデス・ベンツ日本もこのE200が売れ筋になると見込んでいるそうだ。
さて、写真で見る限りは「ずいぶんCクラスに似せてきたな」という印象があった新型Eクラスだが、実際はかなりボリューム感があり、ちゃんとEクラスらしい存在感を周囲に発散させている。ボディサイズは全長4950mm×全幅1850mm×全高1455mmで、Cクラスに比べるとそれぞれ235mm、40mm、25mmも大きいのだから当然といえば当然。ホイールベースは2940mmで、こちらもCクラスより100mm長く、トランク部分が長いこともあってグッと伸びやかな印象を受ける。そして全幅を1850mmに抑えてきたことは都市部の機械式駐車場をよく利用する向きにはありがたいだろう。BMW5シリーズもアウディA6もジャガーXFも、すでにライバルはこの枠を超えてしまっているからだ。
一方、乗り込んで感じるのはSクラス級のゴージャスさ。12.3インチのモニターをふたつ並べ、1枚のガラスカバーで融合したワイドなインパネのディスプレイ、4つ連なった丸形のエアダクトなどが特にそう思わせるのだろう。室内空間の余裕もしかり。Cクラスでは成人男性4人が「快適にくつろげるミニマムサイズ」という雰囲気だったが、Eクラスなら「ゆったりとくつろぐのに十分なサイズ」ということになる。実際身長175cmの私が運転席でベストなポジションを決め、後席に移ると膝前には拳が縦に2.5個ぶん、頭上には縦に1個ぶんの余裕があった。
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