1967年にモンテカルロ・ラリーを制したラウノ・アルトーネンがプレゼントされたクラシックMINIで8カ月ぶりにドライブ
MINIはこのほど、1967年にクラシックMINIでモンテカルロ・ラリーを制した伝説のフィンランド人ラリードライバー、ラウノ・アルトーネンに少し早いクリスマスプレゼントを届けたことを報じた。
地元フィンランドに住むアルトーネンも、コロナ渦の影響で不要不急の外出自粛を余儀なくされていた。レーサーとしての現役は退いたものの、82歳の現在もドライビングインストラクターを務めるなど、まだまだベテランのプロドライバーとして活躍している彼にとって、この8カ月は実に退屈な日々となっていた。
そんなアルトーネンに、MINIのチームは1台のクラシックMINIをプレゼントすることを思いついた。それは、アルトーネンにとって、クラシックMINIというクルマは切っても切れない関係があるからだ。彼と英国のブランド「MINI」の関係は1961年まで遡る。地元で開催されたフィンランドラリー選手権を制したアルトーネンは、62年のモンテカルロ・ラリーにワークスドライバーとしてMINIクーパーで参戦。途中のクラッシュがなければ2位に入る健闘ぶりを見せた。翌63年は同レースで総合3位に入賞。そして、67年はクーパーSで再びモンテカルロ・ラリーに挑みついに表彰台の頂点にのぼった。
アルトーネンのペダルさばきは「足で弾くピアノ」と例えられるほど華麗で、その高いドライビングスキルは、彼が現役のレーサーを退いた後でもキャリアを重ねる大きな原動力になった。1976年に設立したBMWドライバートレーニングで最初にチーフインストラクターを務めて以来、アルトーネンはBMW/MINIドライビングエクスペリエンス(一般ドライバーがドライビングスキルを高める体験イベント)で、多くのドライバーを指導している。
地元フィンランドで退屈しているアルトーネンに、MINIのチームがクラシックMINIをサプライズで届けるというのが、今回のプレゼント企画。中に入っている車両と同じレッドボディのクラシックMINIが描かれたトレーラーを、MINIクーパーSカントリーマン(日本名クロスオーバー)オール4で牽引。ミュンヘンからスタートしたこの旅は、約30時間のフェリーの旅を経た後、雪に包まれたフィンランドを14時間走行。アルトーネンが暮らすラップランド地域のロヴァミエニに到着した。
果たして、トレーラーから出現したホワイトルーフの赤いクラシックMINIを目にしたアルトーネンは、感動したのも束の間、すぐにクルマに乗り込み雪深いフィンランドの森へ。しばらくお預けとなっていたドライブを堪能した。きっと運転席では“足でピアノを弾いて”いたのだろう。
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