登場から50年! メルセデス・ベンツ Eクラスワゴン、第6世代となる新型が発進

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モデルラインは「エクスクルーシブ」など3種類

 

 6月6日、ダイムラーは6世代目となる新型「メルセデス・ベンツEクラス・エステート」を発表した。ガソリン4車種、ディーゼル3車種が用意されており、トップレンジにはAMGモデルのE 43 4MATICをラインナップする。発売は2016年の後半からを予定しているとのことだ。

 

 ガソリンエンジン車は、2.0リッター4気筒ターボモデルが184ps(135kW)を発生するE 200と211ps(155kW)のE 250、3.5リッターV6ターボで333ps(245kW)のE 400 4MATIC、そして401ps(295kW)の3.0リッターV6ツインターボを積むメルセデスAMG E 43 4MATICで、ディーゼルエンジン車は、150ps(110kW)のE 200 dと194ps(143kW)のE 220 dが新開発の2.0リッター4気筒ターボを採用しており、E 350 dは258ps(190kW)の3.0リッターV6ターボを搭載。トランスミッションは、すべてのモデルで9G-TRONICが組み合わせられる。

 

Mercedes-Benz E-Class Estate (BR 213), 2016

 

 荷室容量はクラス最大で、通常時の670リットルから、40:20:40の3分割後席シートバックを電気式スイッチを押して倒すと最大1820リットルにまで拡大できる。荷室の最小幅は先代と同等の1100mmが確保されており、テールゲートは電動式にしてキック動作でも開閉できる機構を全モデルに標準装備するなど、使い勝手にも配慮されている。

 

Mercedes-Benz E-Class Estate (BR 213), 2016

 

 モデルラインは、伝統のラジエターグリルを採用する標準モデルのEXCLUSIVEと、スポーツラジエターグリルなどでスポーティな印象を持たせたAVANTGARDEとAMGラインの3タイプ。インテリアでは、象眼細工を現代的にアレンジしたヨットをイメージさせるウッドパネルや、高品質のレザーを多用。インストゥルメントに12.3インチの液晶ディスプレイを埋め込んだ2画面構成は、Sクラスと共通のイメージだ。また、騒音対策としてフロントスクリーンとサイドウインドーの遮音フィルムを導入したほか、センタートンネルとリア足もとに遮音材を追加するアコースティックコンフォートパッケージも用意するなど、室内環境の高品質化にも徹底して取り組まれている。

 

 前走車の車速に合わせて一定の車間距離を保ちながら最高210km/hまでの範囲で追従する、半自動運転のDRIVE PILOTが導入されたのも、新型Eクラス・エステートの大きなトピックだ。ほかにも、ガレージや駐車スペースへの駐車や、そこからの退出をスマートフォン用のアプリでリモート操作できるリモート・パーキング・パイロットなど、数多くの先進技術が投入されている。

 

 

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