次期SLはソフトトップに回帰する？

 

　このほとんどカモフラージュされていないテスト車両は何か？ 比較写真を見ればわかるように、これはＳクラス・クーペのホイールベースを短縮して造られたテスト車とみられる。AMGモデルっぽい意匠が気になるが、これはFR系プラットフォームの新バリエーションをテストするためのミュールであるようだ。ホイールベースが短いことから次期SL（2020年）およびSLC（2019年）で共用するプラットフォーム・バリエーションであると予想されている。

 

　最新のプラットフォームはもともとスケーラブルではあるが、こちらは新型3.0リッター直６エンジンの搭載や、スポーツカー的低重心を可能にしつつショートホイールベース化するので、全体の造形よりも先に必要とされる機能を評価するための試作車両であるようだ。

 

　なお、SLCは現行型同様にリトラクタブルハードトップとなるが、兄貴分のSLは伝統的なソフトトップに回帰すると噂されている。写真の車両はあくまでもテストミュールであり、実際にはデザインを評価すべき対象ではないが、そういえば確かにリアクォーター周りなどは「適当に」造形されている感もある。カタチについてはもうしばらくは目にすることができないだろう。

 

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