ロクヨンなのに車軸可動!トミーテックから「720型ダットラ」が発売へ、1/43ジャナイヨ!【CARSMEETモデルカー倶楽部】

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岩パーツも付属して、遊べる楽しさ横溢

トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、8-9月の新製品予定が届いたので、その中から気になるアイテムをピックアップしてご紹介しておこう。720型ダットサントラックのキングキャブ 4WDが、9月に発売となるとのことである。

【画像21枚】日本仕様と北米仕様の作り分けも細かい720を見る!

はるか昔、「ダットサン」と言えば小型車の代名詞であった。それはかつて日産の小型車に冠されていたブランド名だったが、近年では同社の海外戦略において使用されている。ダットサントラックは、小型乗用車ダットサン、ひいてはブルーバードをベースに生まれた小型ピックアップトラックで、その車名は長い歴史(1930年代から2010年代まで)を誇った。

戦前のモデルを含めると全部で十世代を数える(別のカウントのし方もあり)ダットサントラックだが、その性格に特に変化が生じたのは、七代目・620型系と、八代目である720型系でのことと言える。それまでブルーバードと共通のボディパネルを使用してきたところから一転、620型では北米市場を重視し、専用のスタイリングが与えられた点が大きな特徴だったが、1979年登場の720型はその方向性を引き継ぎつつ、翌年には4WDをもラインナップに加えるなど、よりレジャービークル志向となったのが大きなポイントだった。

キャビン形状には標準キャブのほかキングキャブ、ダブルキャブがあったが、1980年に追加された4WDには、標準キャブのロングボデーとダブルキャブのみが組み合わされていた。1983年のマイナーチェンジではグリルの拡大やテールランプ位置の変更(横型から縦型に)が行われたが、このとき4WDにもキングキャブが設定されている。

スケールを超えた仕上がりに注目!
実車の説明がいささか長くなったが、トミーテックが再現したのはこの後期型キングキャブの4WDだ。同社ではすでに1/43スケールのシリーズで同じ720ダットラを製品化しているが、このたびの1/64スケールでのモデル化でも、それに勝るとも劣らない仕上がりを見せているのが、すでに写真からも実感いただけていることだろう。

ボディ形状やディテールが見事に仕上げられているのは勿論だが、この720では車軸の可動ギミックが盛り込まれており、4WDならではの力強い走り、走破性をイメージして遊ぶことができるのだ。そして、そんな楽しみ方を盛り上げる「岩」のパーツが付属するという、至れり尽くせりの製品となっているのである。

9月に発売となるのは、国内仕様のキングキャブAD(黒)と、北米仕様であるニッサン トラック4×4キングキャブ(黄)の2種類、価格は各4,730円(税込)。また、いずれにもTLV 20周年ステッカーが付属する。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。

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