業界初技術で追突事故はゼロに!? ボルボ・カーズ、ドライバーに前方の事故を警告機能を搭載へ

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危ない! そんなときにもドライバーに前方の事故を警告してくれる

曲がりくねった田舎道を走っている。前が見えない。突然、ボルボのクルマがあなたに警告を発した。落ち着いて減速し、次のカーブを曲がると、あなたの車線に事故車を発見。警告のおかげで、あなたは備えができており、積極的に対応することができた。

新しい「アクシデント・アヘッド・アラート」では、ボルボ車にもうひとつの先駆的なコネクテッド・セーフティ機能を導入する。それは、交通管理センターからのリアルタイムデータを使用して、自動車が前方の事故をドライバーに直接警告する初めての機能だ。デンマークを皮切りに、欧州の対応ボルボ車に搭載される予定だという。

この機能は、前方の事故による衝突や渋滞を回避することを目的に、数百m先までの交通事故についてドライバーに即座に警告するよう設計されている。位置情報は、各国の道路当局と、他のボルボ車をはじめとする対応車から提供される。

【写真42枚】すべての人にとって道路をより安全なものにするための技術 

「当社の画期的なコネクテッド・セーフティ・テクノロジーを活用したアクシデント・アヘッド・アラートは、ボルボのドライバーが不測の事態を回避するのに役立つと同時に、すべての人にとって道路をより安全にすることに貢献します」と、ボルボ・カーズ・セーフティ・センターの責任者であるオーサ・ハグランド氏は話す。

「デンマーク道路局長やData for Road Safetyエコシステムなど他のパートナーとの協力のおかげで、私たちはこの新機能を導入し、安全革新におけるリーダーシップを継続することができるのです」

2016年に導入されたボルボ・カーズの業界初のコネクテッド・セーフティ・テクノロジーは、リアルタイムのデータに基づき、ボルボ・カーズのクラウドを使用している。これにより、ボルボ車は相互に通信し、近くの滑りやすい路面状況や危険をドライバーに警告することができる。同じように、ドライバーは時間帯に関係なく前方の事故を警告できるようになった。

今後は、他国の国家交通管理センターや他ブランドのクルマなど、European Data for Road Safetyエコシステムの他のパートナーが共有する交通データをさらに統合していく予定だという。

すべての人にとって道路をより安全なものにするため、ボルボはより多くの道路当局に匿名の交通事故データを共有するよう呼びかけ、他の自動車メーカーにも同様の技術を提供するよう働きかけているという。言うまでもなく、ボルボ・カーズは、他の自動車メーカーが安全機能に統合できるよう、コネクテッド・セーフティ・データを共有することにコミットしてきたし、今後もそうしていくつもりだ。

「私たちは、ボルボ・カーズが最初の自動車メーカーとして、私たちの新しいリアルタイム交通イベント・データ・フィードの使用を開始したことをうれしく思っています」と、デンマーク道路総局のデンマーク交通管理センターの責任者であるスティーネ・ベンセン氏は言う。

「前方で事故が発生したことをいち早く知らせることで、ドライバーは減速して前走車との車間距離を広げる余裕が生まれます。これにより、追突事故のリスクを低減し、道路啓開に従事する人々を守ることができます」

ボルボ・カーのオーナーにとって、データ共有を選択することで交通安全に貢献するのは簡単だ。愛車のセンター・ディスプレイにある「コネクテッド・セーフティ」オプションを使って、このオプションを有効にするだけでいい。ダッシュボードのハザードライトアラートと、利用可能な場合はヘッドアップディスプレイを使用して、前方の事故をドライバーに警告することができる。

ほかのクルマと共有されるのは必要な情報のみで、データは匿名化されるためプライバシーは保護されるので安心してほしい。アクシデント・アヘッド・アラート機能は現在、デンマークで2016年モデル以降の90シリーズ、60シリーズ、40シリーズのボルボ全車に搭載されている。近日中に、より多くの欧州市場で同じ車種に搭載される予定だという。

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