創業60周年を迎えたサンタアガタ・ボロニェーゼのハウスは、また新たな記録と歴史を作り上げた
創業60周年を迎えた2023年、ランボルギーニ自動車は、会社の歴史に残る記録を打ち立てた。サンタアガタ・ボロニェーゼのハウスが初めて、1年間に1万台以上の車を納車したのだ。正確な最終集計は10,112台で、2022年比+10%増となり、ここ数年の成長傾向が確認された。
ランボルギーニ自動車会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は次のように述べた。「納車台数10,000台の大台を超えたことは、ランボルギーニ全社にとって真の誇りです。ランボルギーニのマイルストーン達成の一翼を担えたことは、私にとっても、この目標を達成するためにたゆまぬ努力を続けているすべての人々にとっても名誉なことです。
これは、真のチームワークに基づく大きな成果であり、全員のコミットメントによって可能となった成功です。しかし、いつものように、私たちはひとつのマイルストーンにとどまることなく、2024年にはさらにエキサイティングな新しいチャレンジに挑戦する準備が整っています」
【写真4枚】「ランザドール」コンセプトカーのお披露目などもあった2023年。
納車台数の分布は3つのマクロリージョンでバランスが取れており、EMEAは2022年比で14%増の合計3,987台、次いで米州が9%増(合計3,465台)、APACが4%増(合計2,660台)となった。詳しくは、米国が引き続き3,000台を納車してトップとなり、ドイツ(961台)、中国本土・香港・マカオ(845台)、英国(801台)、日本(660台)、中東(496台)、韓国(434台)、イタリア(409台)、カナダ(357台)、オーストラリア(263台)、フランス・モナコ(255台)、スイス(211台)、台湾(131台)、インド(103台)と続いた。
モデル別では、スーパーSUVの「ウルス」が引き続き成功を収めていることが確認され(6,087台を納車)、次いで「ウラカン」が3,962台を納車し、またもや特筆すべき記録を達成した。さらに、最後の「アヴェンタドール」12台とフューオフ51台を含む、アイコニックなV12搭載車63台が納車された。
60周年記念だけでなく、大きなニュースもあった1年だった。実際、2023年は「ランボルギーニ・レヴエルト」の発表の年でもあった。初のV12 HPEV(高性能電気自動車)のハイブリッド・スーパースポーツカーで、すでに2026年後半までの生産を受注している。
電動化計画「ディレツィオーネ・コル・タウリ」に沿ったレブエルトに加え、アウトモビリ・ランボルギーニの未来への明確な展望を示す多くの新機軸が発表された。これには「ランボルギーニ・ランザドール」のコンセプトカーのお披露目や、2024年からFIA世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権を走るLMDhカテゴリーのレーシングカー、ランボルギーニSC63のデビューなどが含まれる。
ランボルギーニのチーフ・マーケティング&セールス・オフィサーであるフェデリコ・フォスキーニ氏は、次のように語っている。「この素晴らしい業績・成功は、私たちのブランドに対する世界的な評価が高まっていることの明らかな証であり、私たちが採用した戦略が成功していることを裏付けるものです。
54の異なる市場で営業している184のディーラーのネットワークの貴重な貢献のおかげでもあります。2024年の目標は、ランボルギーニ・レヴエルトの貢献により、3つのマクロリージョンにおける成長傾向を確認することです」
2023年に達成された素晴らしい業績は、すでに立案された戦略を証明するものだが、さらに重要なことは、ランボルギーニが新たな高みに到達し、その成功をさらに確固たるものにすることを目指す未来を指し示しているということだ。
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