後期モデルはダイキャスト製のワイヤーホイールに換装
今回は、昨年発売後60周年を迎えた、2代目シボレー・コルベット・スティングレィ(以下スティングレィ)の当時のミニカーである、コーギー製のスティングレィのご紹介です。実車は、コルベットの2代目 C2型で1963年から1967年まで販売されました。
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先代の丸みを帯びたスタイリングに対し、シャープで抑揚のある直線的で、エッジの立ったスタイリングに変貌しました。発売初年度の1963年式モデルのみの特徴として、ルーフからリアエンドに向かってスプリット・ウインドウのボートテールが特徴でした。
また、4灯式リトラクタブル・ヘッドライトの採用はこの代が初となりました。エンジンは基本的に先代に採用されていたものが継承され、それに更にチューニングを加えたもので、排気量は大幅に拡大され5.3L V8 OHVエンジンで、キャブレターの違いで300PS、340PS、事実上のレーシング仕様のインジェクション仕様の360PSの設定がありました。
私は、幼少期の頃、子供向け自動車図鑑にこのスティングレィのフロント・マスクの写真を見て一目惚れし、シボレー・コルベット・スティングレィ・スポーツ・クーペの表記を一生懸命覚えた記憶があります。
また、1965年10月から1966年3月まで、当時のNET(現・テレビ朝日)系で放映された、「スパイキャッチャーJ3」という、特撮スパイアクションのモノクロTVドラマがありました。その主人公であった俳優、津川祐介のドライブする、空を飛んだり、水上を走行できるオープンの幌仕様のスティングレィに夢中になっていました。
当時流行っていた、スロット・レーシングカーも、コグレ製スティングレィを父親に買ってもらい、組み立てて貰った記憶があります。
今回ご紹介する、コーギー製スティングレイは、私が小学生低学年の時に、同級生が親に買ってもらい見せて貰った時に、リトラクタブル・ヘッドライトのギミックに感動した覚えがあります。その個体はブラウン・メタリックでした。
今回ご紹介するコーギー No. 310 スティングレィは、資料によると、1963年型を1963年から製造されたようです。極初期モデルは、プレーンなアルミ製ホイールでしたが、後期モデルは、ダイキャスト製の繊細な作りのワイヤー・ホイールに換装されました。
アクションは、ダイヤカット・ガラス製のヘッドライト装備のリトラクタブル・ヘッドライトの可動以外は、前後スプリング・サスペンションが装着されていました。私が小学生の頃、学芸大学のマンションのガレージに駐車していたシルバー・メタリックのHTのスティングレィの実車を初めて目撃して感動し、それ以降、自分としては、シルバー・メタリックのスティングレイが最も好ましいと思い、後年入手したミニカーです。
私の知る限り、ボディカラーのバリエーションは、前述のブラウン・メタリック以外にピンク系レッド・メタリックと今回のシルバー・メタリックが挙げられますが、後期型のショルダーの角ばったゴムタイヤを履いた、シャンパンゴールドに近いシルバー・メタリックも存在します。
この記事を書いた人
モデル・カーズ 「丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー天国」並びにRM MODELS 「TRAM&CARS」に執筆中。愛車は1987年から所有している丸餅(’71 FIAT500L改)と1999年から使用している’91 メルセデス・ベンツ300E-24 (W124-031)。ヌォーヴァ・チンクエチェントと50年以上コレクションし続けているミニカーの啓蒙と伝道が使命。
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