「C63 S Eパフォーマンス F1エディション」を限定発売は限定100台、内外装に通常モデルに設定がない特別装備を多数採用。「C63 S Eパフォーマンス ステーションワゴン」はF1テクノロジーを採用した駆動システムを採用
メルセデス・ベンツ日本は、ベストセラーモデルC クラスセダンのスポーツモデル「メルセデスAMG C63 S E PERFORMANCE (C63 S Eパフォーマンス)」の特別仕様車「C63 S E PERFORMANCE F1 Edition (C63 S Eパフォーマンス F1エディション)」を発表し、2023年12月20日(水)より、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、全国限定100台で発売する(以降、すでに本特別仕様車の予約注文の受付を終了している場合があるので、来店時には販売店に確認・連絡)。
また、ベストセラーモデルCクラスのスポーツモデルとして「C63 S E PERFORMANCE ステーションワゴン (C63 S E ステーションワゴン)」を追加し、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売する。
Cクラスは1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされているモデル。2014年から販売している先代Cクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約10万台以上を販売し、2015年から2019年まで、年間のセグメントナンバー1を達成し、数々の賞を受賞するなど、多くの顧客から高く評価されている(欧州委員会の分類概念に基づいた輸入車Dセグメント)。
【写真15枚】登場以来、常にセグメントのベンチマークとされてきたCクラス
現行Cクラスはサポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルであるS クラス譲りの新技術を多数採用。
また、エクステリアとインテリアのデザインにもS クラス譲りの要素を取り入れながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現した。さらにメルセデスAMG モデルを含め全ラインアップを電動化した[電動化モデルは、純電気自動車、プラグインハイブリッド車およびISG・BSG(48Vマイルドハイブリッド)採用車を含む]。
なお、どちらも新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される(地図データ更新にはMercedes me connect サービスのアクティベーションが必要)。
またメルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」が用意される。
◆「C63 S Eパフォーマンス F1エディション」の特長
C63 S Eパフォーマンスをベースに、外装色に通常モデルでは設定がない特別色「アルペングレー (ソリッドペイント)」を採用し、AMGロゴとグレーからブラックへのグラデーションからなる専用デカールが施された。また、サイド、前後エプロンにレッドのトリムラインをアクセントに入れています。F1メディカルカーを踏襲するように
20インチAMGアルミホイール(RRS)にもレッドのリムフランジを施している。
フロントおよびリアエプロンの大型フリックやリアディフューザーなど空力特性を向上させるAMGエアロダイナミクスパッケージと、フロントスプL 、ドアミラーカバー等のトリム部やエグゾーストエンド、AMG専用グリル、バッジ等をブラックに仕上げるAMGナイトパッケージも標準装備。さらに「AMG」の文字が入ったクロームシルバーの給油口キャップが特別感を演出する。
AMGロゴがエンボス加工されたヘッドレストやレッドステッチを施したブラックナッパレザーのAMGパフォーマンスシートやレッドシートベルトがブラックとレッドのコントラストを生む特徴的なインテリアに仕上げた。AMGパフォーマンスステアリング (ナッパレザー/DINAMICA:レッドステッチ入)や、レッドアクセントを施したAMGカーボンファイバーインテリアトリムも特別感を与えた。ほか、F1エディション専用フロアマットと専用インドアカーカバーが装備される。
◆「C63 S Eパフォーマンス」の特長
C63 S Eパフォーマンスの駆動システムは、2.0L 4気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(6.1kWh)、それにAMG のパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4MATIC+を組み合わせたもので、2.0L 4気筒ターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力500kW(680PS。欧州仕様)、最大システムトルク1,020N・m(欧州仕様)を発生する。0-100km/h加速はわずか3.4 秒だ(欧州仕様)。
定格出力80kW、ピーク出力150kW(最大10秒間)の交流同期モーターはリアアクスルに搭載されており、電動シフト式2速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられて、P3ハイブリッド(変速機内あるいは変速機よりも下流に電気モーターを置く)と呼ばれるレイアウト。軽量の高性能バッテリーはリアアクスル上方に搭載されている。
このバッテリーは航続距離を最大化することより、速やかな放電と充電を行えることを重点に設計されたものだが、EV走行可能距離も15km(WLTC モード一充電走行距離)と実用的なレベルを確保しており、深夜や早朝の住宅地などでは静かに排出ガスを出さずに走行することができる。また、充電は交流充電による3.7kW対応となる。
◆「C63 S Eパフォーマンス ステーションワゴン」の特長
・エクステリアデザイン
フロントデザインは、80mmワイドなフロントフェンダー、エアアウトレットを配したボンネット、ハイグロスクロームの縦ルーバーを備えたAMG専用フロントグリル、ジェットウィングデザインのAMGフロントエプロン、サメの尖った鼻先を想わせる前傾したフロントエンドを採用し、メルセデスAMGのパフォーマンスモデルであることを明確に主張し、アグレッシブな表情を形成している。
サイドは、メルセデス・ベンツCクラスから全長を80mm、ホイールベースを10mm拡大し、フロントフェンダーにC63S E専用の「TURBO Eパフォーマンス」サイドエンブレムが入り、20インチAMGアルミホイール(鍛造)やワイドなマットクロームのサイドスカートを採用した事で筋肉質で引き締まったプロポーションに仕上げている。
リアエンドには、パフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁取られた「C63 S」のエンブレム、AMGパフォーマンススポイラーリップ、ハイグロスブラックとマットクロームのコントラストが鮮烈なリアエプロン、2つの台形のデュアルテールパイプなどがデザインを引き締めている。
・インテリアデザイン
インテリアデザインについても、Sクラスの要素を取り入れながらCクラスらしいスポーティさを加えている。ダッシュボードは上下2つの部分に分かれており、上部は翼のような形状に、航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットが配置されている。
さらにARTICOの表皮を施すことにより、スポーティかつ上質なインテリアを演出。下部には大きなインテリアトリムがあしらわれており、センターコンソールからダッシュボードへと途切れなく続いている(ARTICOは 人工皮革を表すMercedes-Benz Group社の登録商標。グリップが太く上質なナッパレザーを使ったAMGパフォーマンスステアリングを採用、ステアリングを離さずにメニューやMBUXの各機能を操作できる、マルチファンクションステアリング機能はもちろんの事、AMG専用のドライブコントロールスイッチを備えている)。
また、ドライバーを重視することでスポーツ感を強調すべく、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度、ドライバー側に傾けた新しいデザインが採用された。運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型で、ダッシュボード上部と大きなインテリアトリムの手前に浮かんでいるように見える。
コックピットディスプレイとメディアディスプレイは4つのスタイル(ジェントル、スポーティ、クラシック、Supersport)と3つのモード(ナビゲーション、アシスト、サービス)の中から選択することでカスタマイズすることが可能。
シートは、サポート性に優れサーキットでのスポーツ走行時でも安定したドライビングポジションを維持できる一方で、長時間のドライビングでも疲れにくい快適性も兼ね備えたAMG専用本革(ナッパレザー)スポーツシートを標準装備。
また、ホールド性を高めた、新デザインのAMGパフォーマンスシートをオプション装備として用意。シート調整スイッチやドアハンドルが配置されたフロントドアのブラックパネルは、エッジがクローム仕上げとなり、ドア表面から浮き上がるようなデザインとなっており、アンビエントライトの照明による上質感を演出する。
室内を彩るアンビエントライトも64色から選択、また、単色の発光に加えて色の連続変化が可能。前席にはAMGロゴ入りのイルミネーテッドステップカバーが備わり、乗降時の演出となった。さらに、パノラミックスライディングルーフを標準装備することで、解放感のある室内空間を実現した。
・パワートレイン
C63S Eステーションワゴンの駆動システムは、2.0L 4気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(6.1kWh)、それにAMGのパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4MATIC+を組み合わせたもので、2.0L 4気筒ターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力500kW(680PS。欧州仕様)、最大システムトルク1,020N・m(欧州仕様)を発生。0-100km/h加速はわずか3.4 秒だ(欧州仕様)。
定格出力80kW、ピーク出力150kW(最大10秒間)の交流同期モーターはリアアクスルに搭載されており、電動シフト式2 速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられて、P3ハイブリッド(変速機内あるいは変速機よりも下流に電気モーターを置く)と呼ばれるレイアウト。軽量の高性能バッテリーはリアアクスル上方に搭載した。