最高出力は400psへとアップし航続距離も延長

トヨタは現在、フルエレクトリックSUV『bZ5X』を開発中と見られるが、最新情報を入手、その市販型デザインを大予想した。

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同社は2022年12月、「バッテリーEV戦略に関する説明会」において、「bZ4X」に続く新たなbZシリーズ4台を発表。それが「bZスモールクロスオーバー」「bZSDN」「bZコンパクトSUV」「bZラージSUV」の4車種だが、bZ5XはラージSUVの市販型となる。

市販型では、TOYOTA「ハイランダー」が採用する「TNGA」に基づく「GA-K」プラットフォームの拡張バージョンを使用。実質的にはハイランダーに代わるBEVバージョンとなる。

予想CGでは、トヨタのEVおよびハイブリッドラインナップに共通の特徴である「ハンマーヘッドシャーク」の顔を維持すると予想されるが、サイドキャラクターラインをシンプルに、タイヤハウス膨らみライン入れることで、ワイド感が強調されそうだ。ハンマーヘッドラインは変化を持たせ、縦型ラインを強調することで、より、くっきりとした顔付きに変貌。デュフーザーもライトデザインから繋げた縦型ラインに、また逆L型メッキ装飾なども予想される。

後部では、アフェンダーの上に伸びる LED テールライトが、エクステリアのハイライトのひとつとなるだろう。

bZ5xの全長は5,000mm近くに達し、トヨタ ハイランダーと同等のBEVとなる。キャビン内は明かされていないが、bZ4xとダッシュボードのデザインを共有し、アップグレードされた技術を搭載するほか、より上質なトリムが予想される。また最新の Toyota Safety Sense 機能を含む、包括的な先進運転支援システム (ADAS) も期待できるだろう。

技術仕様については依然として秘密のままだが、より大きなサイズと重量を考慮すると、bZ4xの71.4 kWhユニットと比較して大容量のバッテリー パックが搭載され、航続距離が向上、充電が高速化されるはずだ。

性能の面では、おそらくデュアル電気モーターセットアップを採用、全輪駆動（AWD）機能と強力な加速を可能にし、最高出力はbz4X全輪駆動の218psから400psへ向上するとも噂されている。

bZ5X市販型のワールドプレミアは、2025年初頭と予想される。またスバル「ソルテラ」がbZ4Xの兄弟として販売された戦略に続いて、スバルブランドバージョンのベースとして機能する可能性もあるほか、レクサスバージョンも期待されている。