シリーズチャンピオン争いは埼玉トヨペットGB GR Supra GTが優位な展開に
10月15日(日)、大分県のオートポリスで、2023 AUTOBACS SUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 450km RACE」の決勝レースが行われた。
決勝日のオートポリスは時折晴れ間が見えるものの曇り模様で、気温17度、路面温度は25度という涼しいコンディション。そんな中、午後1時30分に大分県警察の白バイ5台、パトロールカー3台の先導によるパレードラップの後、1周のフォーメーションラップ経て450kmの決勝レースがスタートした。
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ポールポジションからスタートした#2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)は、序盤からリードを広げていき、その後方では#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と、#31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰/野中誠太)によるバトルが展開された。
そして5周終了時には#31 apr LC500h GTがピットイン、タイヤ交換を行う。その後18周目には、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTが#2 muta Racing GR86 GTをオーバーテイク。一方13周目には、ランキング2位の#18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)が#96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)と接触してコースアウト。ポイント圏内から脱落してしまう。
#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは31周目にピットインし、ここでタイヤ無交換作戦を敢行。続いて2回目のピットインを短く14周で刻む。上位のチームが給油を伴うピットイン2回を終えると、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTは再びトップに立つ。2番手は#2 muta Racing GR86 GTで、その差は4秒弱あったが徐々にその差は詰まっていく。
その後#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTと#2 muta Racing GR86 GTはテール・トゥ・ノーズの展開となり、激しいバトルがファイナルラップまで繰り広げられたが、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹がその座を死守してフィニッシュ。第6戦SUGOに続き連勝をマークするとともに、2022年に続いてのオートポリス2年連続ウィナーとなった。これで#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTはランキングトップを堅持し、2位に20ポイントの大差をつけて最終戦もてぎに臨むことになった。
3位には#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの猛攻をしのいだ#31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)入り、LC500hの今季初表彰台を獲得した。
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