ポルシェドライバーのための魅力的なデジタルサービス! 現在はEUとアメリカでサービス展開中!
たとえばデジタル・ログブックや走行距離に応じた保険料。日々のドライブをより快適にする革新的なデータベース・サービスのプラットフォームとして、ポルシェを利用することも可能となる。それが「ポルシェコネクト パートナーサービス (PCPS)」だ。電気自動車向けには、スマート充電アプリケーションも用意されている。
厳選されたパートナー
ポルシェ コネクト パートナーサービスは、保険、スマートチャージ、オンデマンドサービスの各分野から厳選したパートナーサービスを中心に提供。ポルシェは、ポルシェのドライバーに特注のデータベースのデジタルサービスを提供するため、これらのサービスの拡大に継続的に取り組んでいる。ポルシェの顧客がいますぐ利用できるサービスは以下の通り。
1:「ポルシェ CarPolicy Flex保険」
ポルシェファイナンシャルサービスは、HDI保険会社と共同で「ポルシェ CarPolicy Flex保険」を提供。このデータベースの保険では、実際に走行したキロメートルに基づいて保険料が計算される。請求は毎月行われ、解約も月単位で可能だ。
このため、市場に出回っている他の多くの保険料とは一線を画し、継続的な自動車保険料を常に管理することができる。走行距離は、車両からインターフェイスを介してパートナーに直接送信され、追加のハードウェアは必要ない。運転行動やその他のデータに関する情報がパートナーに送信されることはない。
2:スマート・チャージ
スマート・チャージという用語は、自動車、グリッド・オペレーター、サービス・プロバイダー間のデータ交換によって可能になるチャージ・イノベーションに適用される。これには、たとえば負荷のピークを避けるために、現在のグリッド使用量に合わせて充電容量を調整することなどが含まれる。
時間によって異なる電気料金に基づいて充電プロセスを制御することはすでに可能である。プロバイダーは、電力取引所のレートに基づいて1時間ごとに調整を行う。つまり、電気自動車は常に最適な価格で充電できるのだ。すでに利用可能なこのスマート充電アプリケーションは、充電コストを低減し、エネルギー転換に積極的に貢献するものである。
ポルシェは現在、ポルシェのドライバーがダイナミック・スマート・チャージを利用できるようにするための協力に取り組んでいる。たとえばポルシェは現在、Kaluzaとの提携に取り組んでいる。将来的には、Kaluzaプラットフォームがポルシェのドライバーの充電をインテリジェントに制御し、最も安価で環境に優しいエネルギーが利用可能になった時点で充電プロセスを開始する予定だという。
【写真3枚】より快適な”ポルシェ生活”を、そんな思いでできたサービス
3:充電および走行データ/オンデマンドサービスの概要
ポルシェのドライバーは、日々のドライブをより快適にするオンデマンドサービスを利用することができる。これには、充電コストの概要やドライバーのスマートフォンへの接続が含まれる。また、電子日誌の自動作成機能もあるという。このデータはダイレクトインターフェースを通じて税務署に報告することができ、税金の計算も容易になる。
また、ポルシェコネクトパートナーサービスは、以下のパートナーとの接続を提供する。
・Tronity(デジタルログブックと充電プロセスの透明化)
・EEVEE(充電セッションのコストトラッキング)
・Autologg(確定申告用のコピーを含む電子ログブック)
・A Better Route Planner(電気自動車のルートプランニング)
ポルシェはパートナーネットワークの拡大に継続的に取り組んでいる。ポルシェ コネクト パートナーサービスは現在、欧州連合と米国で利用できる。
プライバシーを最優先
自動車データに基づく新しいデジタル顧客体験を提供できるオーダーメイドのアプリケーションや製品は、これらやその他多くのサービスの前提条件となる。ポルシェ・タイカンはすでに、顧客が承認した自動車データをサードパーティに直接送信することができる。このデータは、これらのサードパーティアプリケーションでライブかつリアルタイムに利用できるため、データに基づくサービスの質が大幅に向上する。
ポルシェは、特別なPCPSインターフェースを介して、パーソナライズされた車両データをサードパーティに提供するが、これは最高レベルの個人情報保護基準に厳格に準拠して行われる。顧客は常に自身のデータに対する主権を保持し、どのサービスプロバイダーがどのような目的で特定の車両データにアクセスするかを決定できる。この同意は明示的に与えられなければならず、いつでも撤回することができる。
「顧客のデジタルな自己決定を重視するプライバシーは、顧客が当社の車両で利用できる多様なデータに基づくサービスを信頼するための前提条件であると当社は考えています。だからこそ、お客様のデータ主権が私たちの最優先事項なのです」とポルシェAGのチーフプライバシーオフィサーであるクリスチャン・フォルケル氏は述べている。
ポルシェ コネクト パートナーサービス 前提条件
ポルシェ コネクト パートナーサービスを利用するには、有効なポルシェ コネクト ライセンスが必要だ。ポルシェを新車で購入した場合、ポルシェ コネクトは初回アクティベーションから3年間無料で利用できる。ポルシェ コネクト パートナーサービスは、「911(2018年モデルから)」「カイエン(2017年モデルから)」「パナメーラ(2022年モデルから)」、および「タイカン(2019年モデルから)」の各モデルシリーズ、およびポルシェ コネクト機能が有効化された将来の世代の車両で利用できる。