高性能EVとドライビングの楽しさの新たなベンチマークを築き、ドライバーファーストの高性能EVという新しいセグメントを確立する一台
ヒョンデ モーター カンパニーの「IONIQ 5N(アイオニック ファイブ エヌ)」は、ヒョンデの高性能ブランド「N」初のEVモデルとして、英国ウェスト・サセックスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開された。
アイオニック5Nは、Nブランドの電動化の未来を象徴するモデルであり、高性能を求める”Nthusiast (N熱狂者)”にとって、公道やサーキットでの運転の情熱を驚かせる新たな手段となる。この新型車は、ドライバーファーストのNモデルとともに、高品質のモビリティを提供するというヒョンデの長年の伝統を象徴している。
2014年に「FIA世界ラリー選手権 (FIA World Rally Championship=WRC)」にカムバックしたNブランドは、その後複数の世界選手権で成功を収め、ヒョンデに勝利のDNAを吹き込み、それらの技術をNのハイパフォーマンスモデルに反映した。
【写真5枚】ヒョンデに勝利のDNAを吹き込んだNのハイパフォーマンスモデル
この流れは電動化にも受け継がれ、受賞歴のあるEV専用プラットフォーム「E-GMP (Electrified-Global Modular Platform)」ベースのアイオニック5は、Nブランド初の高性能EVを生み出す完璧な土台となった。アイオニック5Nは、Nブランドをヒョンデの先進技術開発の原動力として確立し、ヒョンデの総合的な競争力を高めるという戦略的目標のもと、すべてのヒョンデ EVと共有する先進技術をリードしている。
アイオニック5Nは、この戦略的シフトの第一歩であり、これに続く電気自動車Nモデルが今後追加される予定だ。ヒョンデ モーター カンパニーのPresident&CEOの張在勲(チャン・ジェフン)氏は
「ヒョンデNは、ヒョンデ モーター カンパニーの技術的リーダーシップの先頭に立っています。技術的なノウハウとモータースポーツの経験というNブランドの勝利の組み合わせは、車両性能の限界に挑戦しています。そしてEVのハイパフォーマンスモデルのゲームチェンジャーとして具現化されたのが『アイオニック5N』です。この車両を中心とした主要な開発は、今後のヒョンデの全モデルの競争力をさらに強化するでしょう。これがNブランドの存在理由です」と述べた。
アイオニック5Nは、標準モデルの「E-GMP (Electrified-Global Modular Platform)」にNのモータースポーツで培われた技術を組み合わせ、Nの電動化「Rolling Labs (RM20e、RN22e、N Vision 74など)」の専門知識を活用することで、EVの高性能を最大限に引き出し、Nブランドの3つの柱である「Corner Rascal」「Racetrack Capability」「Everyday Sportscar」を確実なものにした。
「アイオニック5Nは最新のテクノロジーを駆使し、ドライビングの楽しさを新たなレベルに引き上げるために開発されました。アイオニック5Nを皮切りに、Nブランドはガソリン、電気、水素の区別なく、Nの特徴である楽しいドライビング体験を提供することを目指しています。
これを達成するために、私たちはNファンの声を注意深く観察し、最も要求の厳しい”Nthusiast (N熱狂者)”の情熱を刺激することを目標に、初のEVモデルNに磨きをかけました」とNブランド&モータースポーツ事業部のTill Wartenberg(ティル・ヴァルテンベルグ)常務も話す。