闘いの場で光り輝く”シトリンゴールド”が、スタディやBBSジャパンの尽力によりストリートに舞い降りてきた。BMWチーム・スタディが走らせるM4 GT3と同じ色味を持つRI-Dが、スタディ専売モデルとして発売されたのだ。
BMW量産車最速を支える艶やかなシトリンゴールド
あのレーシングカーと同じ技術と考え方を、そしてカラーコーディネートを、愛車のホイールに取り入れられると思うだけで胸がワクワクする。それは日本最大級のBMW専門ショップであるスタディがいて、今やBMW AG公認のレーシングチームであるBMWチーム・スタディとしての活動があるからこそ可能となったものだ。
長年タッグを組んできたBBSジャパンの柔軟な体制もある。
BMWチーム・スタディはスーパーGT(GT300クラス)に昨シーズンからM4 GT3で挑んできた。その足もとはBBSジャパンに特注したRI-Aのレーシングホイール(18インチ)が装着され、鮮やかな”シトリンゴールド”に彩られている。
【写真8枚】鮮やかな”シトリンゴールド”に彩られた高性能ホイール!
今回、その色味がストリートの世界へ投下されることになった。BBSジャパンのフラッグシップとしてロングセラーを続けるRI-Dに採用され、スタディ専売モデルとして発売されたのだ。スタディ専売というからには、当然ながらBMWに狙いを定めたものとなる。具体的にはG82~80型M4、M3のストリートカーに狙いを定めたフロント9.5J×20インチ、リア10.5J×21インチである。超超ジュラルミン鍛造製法を採用するがゆえの、細く繊細なクロススポークと、抑揚のあるコンケーブ形状が、最新のMモデルをがっちりと受け止める。
その一例として装着されたのは、BMW Mの創立50周年記念事業の一環として生まれたG82型M4 CSLだ。世界限定1,000台にして、日本への割り当てはわずか25台という稀有な個体を基に、スタディがコーディネートを提案してくれた。その希少性に加えてBMW量産車の中で最速と言われれば、まさにRI-Dの面目躍如だろう。
実際、モータースポーツとの結びつきの強さを感じさせるシトリンゴールドが、フローズンブルックリングレーメタリックと調和する。レーシングホイールと同じステッカーや、黒いセンターキャップも硬派な印象だ。かといって無骨すぎることもなく、繊細な美しさもたたえている。
もちろんM4 CSLではなく通常のM4/M3でも、ボディカラーや仕様を選ばず似合う色味だと思える。名前にゴールドがつくからといっても、決して派手な金色ではない。元来、透明感のある黄色やオレンジ色の鉱石がシトリンである。その清々しさが反映されているばかりか、実際には光の当たり加減によって深みのあるブロンズのようにも見える風合いを持つ。
シトリンという鉱石は太陽のような力強いエネルギーを持つと言われている。それは黄水晶とも呼ばれ、旧くから幸福や成功を呼び込む宝石(パワーストーン)として重宝されてきた。そんな大きなエネルギーを秘めた最高峰の鍛造ホイールを、レーシングばかりではなくストリートに溶け込ませる。M4/M3に乗るのなら、シトリンゴールドのエネルギーを足もとに含ませ、BBSジャパンが究めた高性能を享受したい。
◆BBS「RI-D」
サイズ/価格:20inch×9.5J
21inch×10.5J
カラー:シトリンゴールド
対応車種:BMW ※スタディ専売。価格はスタディにお問い合わせください。
問い合わせ先:BBSジャパン 03-6402-4090 https://bbs-japan.co.jp/
取材協力:スタディ 045-476-3181 https://www.studie.jp/
M4コンペティションをベースに約100kgの軽量化、40psの出力向上(550ps)、シャシー強化などで鍛え上げたホットモデルがM4 CSLだ。フローズンブルックリングレーメタリックの外装色とシトリンゴールドとが調和する。