BMWモトラッド初のMモデル、モーター・スポーツ対応二輪「BMW M 1000 RR」の新型を発表

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MWの揺るぎない野心、熱い情熱、精巧な技術力を結集させた「BMW M 1000 RR」の新型モデル

BMWジャパンは、二輪車生産販売部門「BMWモトラッド」において初めてのMモデルとした登場した「BMW M 1000 RR(エム・セン・アールアール)」の新型モデルを、全国のBMWモトラッド正規ディーラーにて、本日より予約注文の受付けを開始する。納車開始は、2023年夏頃を予定している。

BMW M 1000 RRは、BMWのサブ・ブランドであるBMW Mの名を冠した、BMWモトラッド初のMモデルとして、BMW S 1000 RRをベースとし、カスタマー・スポーツから「スーパーバイク世界選手権 (WSBK)」まで、徹頭徹尾モーター・スポーツのあらゆる要件に対応できる唯一無二のモデルとして、2021年1月に日本において、初代モデルが発表された。

今回発表の新型BMW M 1000 RRは、BMWの揺るぎない野心、熱い情熱、精巧な技術力を結集させ、特にエアロダイナミクスの開発に重点を置き、風洞実験とロードテストに多くの時間を費やし、エンジン出力を変えずに、最高速度を大幅に向上させ、さらに、コーナーでのバンク時にもダウンフォースを大幅に増加させている。

【写真38枚】MWの揺るぎない野心、熱い情熱、精巧な技術力を結集させた一台。 

◆メーカー希望小売価格(消費税込)
 BMW M 1000 RR(スタンダード)= ¥3,849,500-
 BMW M 1000 RR M コンペティションパッケージ(プレミアム・ライン)= ¥4,488,500-
上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格で、ETC 2.0車載器を標準装備、3年保証。

BMW M 1000 RRベース・モデルとコンペティション・モデルを設定
BMW M 1000 RRには、燃料タンク、タンク・サイド・パネル、エアボックス・カバー、リア・セクションをライト・ホワイトの色で仕上げたベース・モデルと、燃料タンク、タンク・サイド・パネルをブラック・ストーム・メタリックの色で仕上げたコンペティション・モデルがある。

カーボン・ファイバーのエアボックス・カバーと後部セクション、着色されたフロント・スクリーンは、どちらのモデルも、Mデザイン・デカールが付いたカーボン・ファイバー製であり、軽量で精巧に作られたフェアリングを特徴としている。

エンジンおよびシャシー
BMW M 1000 RRに搭載の4気筒エンジンとシャシーは、レース・トラックで使用できるように調整が施されている。レース用、特にスーパーバイク世界選手権用に設計された水冷並列4気筒エンジンが搭載され、最高出力 156kW(212 PS)/14,500rpm、最大トルク113Nm/11,000rpmを発揮し、最高回転数は15,100rpmである。

最適化されたピストン・リングを備えた軽量2リング鍛造ピストン、細くて軽量なカム・フォロア、すべてをCNC加工とした吸気ポート、バルブ・タイミングとバルブ・リフトを変化させるためのBMWシフトカム・テクノロジーを備えている。レーシング・エンジンに不可欠なその他のコンポーネントは、チタン・バルブ、最適化されたカムシャフト、Pankl(パンクル社)製の長いチタン・コネクティング ロッドとなり、摩擦力の低減と軽量化を実現し、吸気システムは、高回転域での吸気を最適化するために、より短い吸気ファンネルを備えている。

シャシーはアルミ製のブリッジ・フレームを中心に据えており、倒立フォークとフル・フローター・プロ・キネマティクスを備えたリアサスペンション・ストラットによって補完されている。レース・トラックにおいて可能な限り最高のラップ・タイムを達成させるため、レース・トラック向けとして妥協なく設計すると共に、スポーティなライディングにも理想的なシャシーとサスペンションとしている。さらに、フェアリング、Mウィングレット、統合されたMブレーキ ダクトを備えたフロント・ホイール・カバー、Mエアロ・ホイール・カバーの新設計により。ダウンフォースが大幅に増加し、最高速度を大幅に向上させている。

テクノロジー、エアロダイナミクス、デザイン
BMW M 1000 RRは、風洞での最適化、レース・トラックでのテストを通じ、フェアリングの開発を徹底的に行っている。より高いフロント・スクリーンを備えたカーボン製の新しいフェアリングは、ライダー周りの最適化された気流と相まって、最高速度を大幅に向上させている。新しいフェアリングのもう1つの効果は、Mエンジン・カバーに統合された保護である。このフェアリングは初めて、特に軽量でありながら剛性の高いカーボン・ファイバー製のフェアリング・フロント・ビームも使用している。

フロント・インジケーター・ライトのケーブル接続へのアクセスを改善したことで、レース トラックで使用できる状態にするための変更が、さらに迅速化している。トップスピードの向上とダウンフォースの向上という相反する目標は、空気力学的に関連するすべてのコンポーネントを巧みに全体的に開発することによって、新しいレベルに引き上げられている。最高速度は、先代モデルと比較して、306 km/hから314 km/hに向上させることに成功させ、ライダー周りの気流の大幅改善により、身体への負担が大幅に軽減されている。

エアロダイナミクス全体を最適化するため、前輪回りの改良を施し、BMWモトラッドの歴史上初めて、カーボン・ファイバー製のブレーキ冷却エア・ダクト、通称、ブレーキ・ダクトを採用している。フォーク・ボトムとブレーキ・キャリパーの周りの空気の流れを改善するため、最適化された新しいフロント・マッド・ガードに統合され、レース・トラックにおいては、Mブレーキの温度を最大10℃低下させ、さらに高いパフォーマンスの達成も可能にしている。

Mエアロ・ホイール・カバーもカーボン・ファイバー製で、特に250km/h以上の速度域での走行抵抗をさらに低減している。 Mエアロ・ホイール・カバーは、BMW M 1000 RRコンペティション用に用意されており、Mエアロ・ホイール・カバー用の特別な接続を備え、重量が最適化されたクランプが含まれている。

Mコンペティション・パッケージ
BMW M 1000 RRコンペティション・パッケージは、レーシング・テクノロジーの機能美、洗練されたコンポーネントの魅力的な組み合わせを提供している。 M GPSラップトリガー・ソフトウェアと関連するアクティベーション・コードに加え、コンペティション・パッケージには、Mビレット・パッケージ、Mカーボン・パッケージ、クリア・アルマイト処理された220g軽量のスイング・アーム、DLCコーティングされたMエンデュランス・チェーンが含まれており、ピリオン・パッケージにはハンプ・カバーが含まれている。

Mビレット・パッケージのコンポーネントは、高強度アルミニウムから削り出され、アルマイト処理されたブレーキ・レバーとクラッチ・レバーのほか、重要な機能に特化させ、重量が最適化された新しいライダー・フットレスト・システムとブレーキ・レバー・ガードである。Mカーボン・パッケージには、クリア・ラッカーでコーティングされた高品質のビジブル・カーボン製のリア・フェンダー、ドライブ・スプロケット、チェーン・ガード、左右のサイドおよびタンク・パネルが含まれている。

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