これぞランボの未来像？

アウトモビリ・ランボルギーニは2月21日、同社の創立60周年を記念した「The future began in 1963」の一環として、日本の現代美術家であるIKEUCHI氏と進めていたコラボプロジェクト、「Chasing the Future」の完成作品である、「Time Gazer」と「ウラカンSTO Time Chaser_111100」を東京・原宿のBA-TSUアートギャラリーで公開した。

来日したステファン・ヴィンケルマンCEOはプレス発表会において、「ランボルギーニとIKEUCHI氏に共通する伝統と革新、過去と未来の調和、“Time ＆ Timeress”という価値観を追求したプロジェクトであり、世界5位の市場である日本でこのコラボ作品を発表できたことを誇りに思う」とコメントした。

サイバーパンクやロボットアニメに影響を受け、プラモデルや工業製品のパーツを組み合わせたアート作品で機能性や未来像を表現するアーティスト、IKEUCHI氏が手掛けたウラカンSTO Time Chaser_111100は、カウンタック25thやディアブロSE30、ムルシエラゴ40th、アヴェンタドール50thといった歴代アニバーサリーモデルのオリジナルパーツやローンチカラーを取り込んで進化を続けるランボルギーニの歴史を讃えたワンオフモデルであり、そのネーミングにも「60」のバイナリコードである「111100」が使われている。

一方、ミウラといったレジェンドモデルの部品やマザーボード、配線などを複雑に組み合わせた作品「Time Gazer」について、Head of Japanのダビデ・スフレコラ氏は、「日本の未来を背負うアーティストとのコラボレーションは日本とアウトモビリ・ランボルギーニの認知度をさらに高めるでしょう」と語った。