45か国から集まった63人のWWCOTY審査員団が、ほかの12台のファミリーSUVを抑えてジープ・ブランド初のBEV・アベンジャーを評価!
ヨーロッパで最初の車両が顧客に届けられる前から、なんと完全電気自動車の新型「ジープ・アベンジャー」は2023年「Women’s World Car of the Year (WWCOTY)」賞の「ベストファミリーSUV」に選ばれ、さらにメディアの評価を集めた。このコンパクトなB-SUVは、13回目となるこの賞でほか他の12台のファミリーSUVとともに最終選考に残り、45か国の国際審査員団によって受賞車が決定され、その結が2023年2月16日(木)に発表された。
受賞を発表したWWCOTYのエグゼクティブ・プレジデントであるマルタ・ガルシア氏は、次のように述べた。
「ジープ・アベンジャーは、このカテゴリーで受賞するにふさわしいクルマです。一方で、ジープ・ブランドの伝説をすべて受け継ぎながら、同時に100%電気メカニックで完全にアップデートしています。それは、お客様が喜ぶ未来へのコミットメントです」
WWCOTYは、世界で唯一女性モータージャーナリストのみで構成される自動車賞グループ。WWCOTY賞の対象車は、それぞれのセグメントで優れた車として審査される。審査員は安全性、品質、価格、デザイン、運転のしやすさ、利点、環境負荷などの側面を考慮に入れて投票する。今年は、より効率的で持続可能なモデルへと業界が進化していることが、審査員たちの目に留まった。アベンジャーは「成功したデザイン、優れたオフロード性能」「環境フットプリントの低さ」で審査員に感銘を与えたという。
ジープ・ブランドCEOのクリスチャン・ムニエ氏は「モータージャーナリストからなる国際的な審査員が、この重要な賞の受賞者に、ジープ初のオール電動SUVを選んでくれたことをうれしく、光栄に思います。審査員の方々の評価に感謝します。ジープ・アベンジャーは、ゼロ・エミッションSUVの世界的リーダーを目指す私たちのグローバルな電動化戦略において、重要な役割を担っています」と述べた。
【写真72枚】ジープ・ブランドの伝説を受け継ぎつつ、100%EVに完全アップデート
新型アベンジャーは、全長わずか4メートルのコンパクトSUVであり、急速に成長するB-SUVセグメントに位置付けられ、欧州で2番目に大きな販売台数を誇る。コンパクトなサイズのSUVを求めるアクティブな人々をターゲットにしたジープ・アベンジャーは、十分なスペースと収納の可能性を備えている。初日からジープ車として設計・製造されたアベンジャーは、ジープのDNAをコンパクトSUVに詰め込み、能力、スタイル、機能性、テクノロジーを独自に融合させたモデルだ。
電気燃料による航続距離は、WLTPサイクルで最大400km、市街地では550km以上。新しい電気パワートレインは、115キロワット、最大トルク260Nmの独自の400ボルト電気モーターと54kWhの新しいバッテリーを組み合わせている。
ジープ・アベンジャーの欧州導入は、ジープ・ブランドの電動化の次の段階であるBEVの波の始まりを意味し、2025年までに4台の完全電気自動車が市場に投入される予定だという。2030年末までには、ジープ・ブランドの欧州での販売は、100%ピュアEVとなる。
2022年のパリ・モーターショーで公開されたジープ・アベンジャーは、すでに顧客と業界の専門家の双方から高い評価を得ていた。2023年1月には、アベンジャーは2023年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれていた。2022年12月1日(木)の1st Edition、そして2023年1月11日(水)のフルラインナップの受注開始以来、すでに12,000台以上が販売されている。
◆ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー
ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーは、世界で唯一、女性モータージャーナリストのみで構成される自動車賞グループ。2009年にニュージーランドのモータージャーナリストであるSandy Myhre氏によって創設された。現在、彼女は名誉会長であり、現在エグゼクティブプレジデントを務めているのは、マルタ・ガルシア氏だ。
このユニークな賞は、その年のベストカーを表彰し、自動車業界の女性の声を伝えることを目的としている。投票基準は、ドライバーがクルマを選ぶときの指針となるのと同じ原則に基づいている。クルマに性別はないので、審査員は「女性のためのクルマ」を選ぶことはない。安全性、品質、価格、デザイン、運転のしやすさ、利点、環境への影響などの側面が、投票の際に考慮される。
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