11月3日の文化の日に「富士スピードウェイ」のイベント広場にて開催された「ハチマルミーティング2022 in FSW」。このイベントは1980〜99年に販売された車両のオーナーが集う祭典で、そうしたちょっと古めのクルマたちを紹介する媒体「ハチマルヒーロー」を出版する芸文社が主催となっている。 今回の見どころは「ハチマルミーティング」最大のコンテンツである「なりきりエリア」の復活。一番目立つところに、西部警察のレプリカ車両たちがズラリと並び、カーズミートWEBでは「スーパーZ」「マシンX」のオーナーさんを紹介させていただいたが、当日「マシンRS三兄弟」ももちろん並んでいたので紹介しよう。
【写真20枚】マシンRS、1、2、3の違い、DR30ビカビカのエンジンルームを見る!
西部警察PART IIで登場したのが、当時ニューマンスカイラインと呼ばれた6代目のDR30スカイラインをベース車両とした赤い「マシンRS」である。劇中では車載コンピュータやシグナルコントロール、サーチライト、赤外線対応ビデオカメラなどが装備され、犯人追跡のスペシャルマシンとして活躍していた。イベント会場にはマシンRSのなりきり車両が3台集合していたが、それぞれ劇中車同様「RS-1」「RS-2」「RS-3」が勢揃い。80年代の日本車では西部警察の影響もあって、このDR30スカイラインが最も人気が高いということで、常に人だかりが絶えなかった。
大将、純、一兵が乗っていたRSを再現!
さて、この3台だが、劇中ではそれぞれの違いがあり「RS-1」が指揮、追跡、攻撃を目的とした司令車で、火を噴いて追跡する急加速装置に二連装機関銃を装備。RS-2は長いアンテナからも分かるように設定は情報収集車。大型サンルーフから銃を出しての攻撃が安定してできるような工夫もされているとのことで、それによりパトライトはボディ横に取り付けられている。RS-3はPART IIで登場したマシンRSの強化改良版でこちらは情報分析車となっているのだそうだ。
外観で目を引くのが、FET極東エアロクラフトのフロントバンパーで、スクエアなフォグはマーシャル製。その他、ナポレオン製のドアミラーやエアロクラフトのスポイラーなどなど、希少パーツも劇中車同様である。 当時、担当の刑事はざっくりと設定されており、三浦友和扮する沖田五郎刑事(マシンRS)や峰竜太扮する平尾一兵刑事、そして石原良純扮する五代純刑事(RS-2)に柴俊夫扮する大将こと山県新之助刑事(RS-1)などなど、なりきりマシンRS軍団を見て、誰もが再び過去の名シーンを見たくなったことは言うまでもない。また、会場内には、人気のDR30スカイラインのデモカーを旧車販売店のユーティリタスが展示。エンジンルームに至るまでビカビカに手が加えられた一台にも注目が集まっていた。