日本有数の花火の名所で初のヒストリックカーイベントが開催
新潟県の長岡市といえば、毎年8月1日から3日にかけて開催される日本最大級の「長岡まつり大花火大会」で知られる。そんな長岡の魅力を発信すべく作られたのが「道の駅 ながおか花火館」だ。場所は関越自動車道長岡I.Cから国道8号線を新潟方面に向かい3分ほどのところ。その名の通り、この施設には地元の名産品を販売するモールやフードコートなどが併設されているが、メインとなるのが建物中央の「長岡花火ミュージアム」。ミュージアム内には長岡まつり大花火大会の歴史や花火の構造を解説した展示、さらには花火大会の様子をリアルに追体験できる「ドームシアター」というプラネタリウムのような施設まで備わる。
【写真47枚】トヨタ2000GTをはじめとする国内外の名車が集結、イベントの詳細を写真で見る
この「道の駅 ながおか花火館」が開館して2年目となるこの夏、その2周年を記念して「周年催2022」と銘打ったイベントが8月17日〜19日にかけて開催された。広い会場内スペースには「美味しい肉料理がたくさん・肉祭り」、「グルメ & 露天市」、「ちびっこゲームパーク」、「ハンドメイド雑貨販売」など、盛りだくさんのプログラムが用意されたが、なかでも注目の企画となったのが17日だけの限定イベント、今回ご紹介する「クラシックスポーツカー展」だ。
もともと上信越エリアにはヒストリックカーのクラブがいくつもあり、大小様々なイベントも頻繁に開催されているのだが、このイベントに合わせて主催者側が県内の「糸魚川クラシックカークラブ」に打診、そのクラブの差配により1950年代から2000年代までの各国のスポーツカー15台が集められ、建物正面「さじきの広場」に展示されたというわけだ。
展示車両はエントリー番号順にトヨタ2000GT(1969)、ディノ246GT(1972)、アルファロメオ・ジュリア・スプリント・スペチアーレ(1964)、ランボルギーニ・ムルシエラゴ(2003)、シェルビー・コブラ427(1966)、アルピーヌA106(1956)、ポルシェ356プリAコンチネンタル(1955)、ロータス・エリート(1962)、ロータス・エランM100(1992)、ケーターハム・スーパーセブンGTスプリント(1981)、オースチン・ヒーレー・スプライトMk.I(1959)、MG A(1957)、ジャガーEタイプFhc(1964)、ディムラー250SP(1962)という、バラエティに富んだ15台。
ヒストリックカーのイベントというと、ハードなサーキット・イベントや本格的なレギュラリティ・ラリーなどが注目を集めがちだが、昨今では地域の施設や行政とシンクロしたこのような展示イベントもその数を増やしている。普段ヒストリックカーに触れる機会のない多くの来場者たちも、歴代ヒストリック・スポーツカーの魅力を十分に感じ取っていたようだ。
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