「リビングから964ターボを眺めたい!」、空冷ポルシェオーナーのRCガレージハウス【ガレージライフ】

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暖気運転が必要な愛車のために、音と排気の問題もクリア! 防災面にも配慮した優秀ガレージ

閑静な住宅街の中に建築された、ひときわ大きなRC造のガレージハウス。ガレージドアを開けるとシグナルグリーンのポルシェ 964ターボが収納されている。このガレージのオーナーであるSさんが、日曜日にドライブするための964型ポルシェは、空冷エンジン搭載モデルということもあり、その価値が近年上昇し続けている人気モデルだ。

Sさんがこのガレージハウスを建てる前は、テント式のカバーをかけてクルマを保管していたそう。しかし年に数回の台風や、雪で壊れてしまったという苦い経験もあった。何より、クルマの出し入れの時には手動でカバーを上げ下げしなければない面倒は筆舌に尽くしがたい。そこでかねてより、電動式ガレージドア付きのガレージハウスを建てたいと考えていたそうだ。

さらに震災も経験したことで、Sさんは家づくりを考えるにあたって、防災面も気になっていたことも踏まえ、近くの住宅展示場を見て歩いて、5〜6社の見積を取ったという。自分の希望に沿っていた「レスコハウス」でガレージハウスを建てようと決意したということだ。

【写真16枚】ポルシェガレージと愛車が見えるリビングを拝見! 

暖気のために排気ダクトと遮音ガレージドアを
「レスコハウス」はガレージハウスを手がけた経験も豊富なうえ、Sさん夫妻が気にしている自然災害に強いPCパネル工法を得意とした住宅メーカーである。PCパネルは硬く強く、劣化と火に強いなど理想的な建材で、パネル工法によって施工するというもの。

木造と比較すると劣化などが少なく、夏に涼しく、冬に暖かな断熱性を実現しているほか、遮音性にも優れている。ガレージ内で音を出しても周囲に迷惑がかかりにくいということも、決め手になったということだ。空冷ポルシェは走行前の暖気運転が必要なため、音の問題をクリアすることがSさんの一つの条件となっていたのであった。

また、暖気という点でどうしても必要だったのが、室内に排気ガスを充満させることなく、屋外に排気可能な排気システム「EG Way Out」だ。マフラーから直接、強制的に排気ガスを吸い込み、ガレージの外に送り出すこのシステムは、ガレージのイベント「ガレージングEXPO」で実物を見て、性能を確認。すぐに導入することを決意したという。

リビングから愛車が見える工夫
ガレージドアも遮音性に配慮。しかも防火性も高い「レムコ」製メタフラットドアを採用した。ガレージ内のタイル貼りはガレージ引き渡し後に、職人であるSさんのお父様が施工されたということだ。ガレージにはポルシェのほか、2005年式のドゥカティが収められているが、このオートバイは奥様のもの。撮影時には免許の取得中だったが、将来は夫婦2人でツーリングに行く予定を立て、楽しみにしておられるそうだ。

ガレージができたことで、クルマとオートバイのセキュリティの心配がなくなったほか、出し入れの利便性が上がったのが最大のメリットだとSさんは語る。

ガレージ横の書斎にはご主人の好きなモデルカーコレクション。リビングからも愛車が眺められるという設計で、Sさんも大満足。ガレージのある生活の豊かさを実感しているという。

◆OWNER’S CHECK
 ・一番気にいっているところは?
 リビングから好きな愛車を眺めることができること。
 排気ダクトシステムがかっこいい。
 ・ちょっと失敗したところは?
 ガレージをもっと大きく設計すればよかった。
 ・次の夢はなんですか?
 オートバイをもう1台追加して、夫婦2人でツーリング。

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