フルサイズ高級SUVセグメントでトップの座を狙う

メルセデスの最高級ブランド「マイバッハ」は2019年に初のSUVとなる『マイバッハGLS』を発表したが、初の改良新型となる最新プロトタイプをカメラが捉えた。

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マイバッハGLS登場後、フルサイズ高級SUVセグメントでは、ベントレー「ベンテイガ」がEWBバージョンを設定したほか、ランドローバーは新型「レンジローバー」を発表、直近ではBMW「X7」改良新型を投入しており、マイバッハGLSもテコ入れが急務となっている。

今年3月には改良新型の最新プロトタイプを捉えていたが、テストミュールだったため、新デザインは封印されていた。だが今回捉えたレッドカラーのプロトタイプは、フロントバンパーとテールライトをカモフラージュ、本格的に改良が進められている様子がうかがえる。

フロントエンドでは、コーナーエアインテークの形状が刷新される可能性が高いほか、新設計されたスキッドプレートのデザインが初めて露出している。最終的には他マイバッハモデル同様に光沢あるクロムを配置し、GLSと差別化されるだろう。注目はグリルのブラック処理で、これはロールスロイスブラックバッジモデルと同様のダークトリムオプションと、ベントレーマリナーブラックライントリムの提供を示唆していると予想される。

キャビン内では、デジタルコックピットの新グラフィック採用、MBUXソフトウェアの最新世代アップデート、SクラスやSL新型で使用されている新しいステアリングホイールを装備するだろう。

パワートレインは、「EQブースト」48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた4.0L V型8気筒エンジンがキャリーオーバーされる見込みだ。

マイバッハGLS改良新型のワールドプレミアは、2023年初頭と予想される。