「ロータス・エキシージ」が収まればいい!? キッチンさえ不要と施主に言わしめた、愛車のためのガレージハウス【ガレージライフ】

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ロータス・タイプ72がグランプリ20勝を果たした記念した限定モデル「ロータス・エキシージ」に捧げたビルトインガレージ

東京都の西部に位置する、住宅街に建てられたビルトインガレージ。施主のHさんは、それまで賃貸マンションで暮らしていたが、マンションと駐車場を借りていることを考えたら、ローンを組んでガレージ付きの戸建てが建てられると考え、紹介で知りあった「ビルズ東京」の細渕さんにガレージハウスの相談をしたという。

学生時代からヤマハのバイクで峠に出かけていたHさん。クルマも小排気量のライトウエイトスポーツカーが好きで、これまで何台も乗り継いできた。将来はポルシェ911を手に入れたいと仕事を頑張ってきたが、ふと東京のショールームで見たロータス・エキシージに心を奪われたそうだ。

エキシージのためにガレージハウス建築を!
そのエキシージは、ロータス・タイプ72がグランプリ20勝を果たした記念した限定モデルで、ゴールドのステッチングが施された特別仕様。レースカーのようなハイスペック1.8Lエンジンを搭載したモデルである。イギリス生まれのスポーツカーに乗るなら今しかないと、一気にその心はロータス・エキシージに奪われ、限定車を手に入れたそうだ。

【写真13枚】とにかくガレージがあればいい! ロータスのためのガレージハウス。 

このクルマを手に入れる前提としてガレージも必要になり、細渕さんにガレージ中心の家づくりを依頼することに。余裕を持ってクルマを出し入れするために、間口は3,360mmを確保したほか、土地に対してガレージの横幅を最大限とりたかったため、細かな打ち合わせを繰り返していったという。

また、細渕さんは事務所兼趣味のスペースをガレージの横にプランニングすることで、休日はガレージを見ながら過ごすことができるようにすることを提案し、計画に盛り込んでいったそうだ。

当初のプランはキッチンなし?
1人暮らしのHさん必要な間取りを構成して、夢のガレージハウスプランが完成。
「当初、Hさんはガレージがあればキッチンは不要といっていましたが、さすがに必要と説得しました(笑)」とは細渕代表。

内壁には大胆な輸入クロスを取り入れ、リビングの天井高は最大4mにするなど、約20坪の建坪ながら、広ささえ感じるスペースを確保。リビングとの延長上にはバルコニーを設け、開放感のあるスペースも実現している。

竣工から約3年が経過して、天井に貼られたレッドシダーがいい具合に色がついてきたというH邸。ガレージには昨年、クルマに合わせて人気の床材「Swisstrax」製のリブ・トラックスが敷かれた。

「家は建って終わりではなく、進化させることで楽しむことが可能です」とはHさん。心からガレージライフを満喫しているようだ。

『ガレージのある家 vol.40』より転載

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