黄色いフェラーリとビートルがまぶしい! リビングからずっと愛車が眺められる夢空間
大学准教授として教育、執筆など各方面で活躍するMさんは、ランボルギーニ・カウンタックをはじめての愛車にして以来、スーパーカーライフを楽しむ達人。鮮やかなイエローのフェラーリとニュービートルが停まっているMさんのガレージハウス。早速拝見させていただくことにしよう。
生まれ故郷である熊本から、かつて大学進学のため18歳で東京へ向かったMさん。大学卒業後は大学院に進学し、学術面におけるキャリアを重ね、博士号を取得。現在も大学准教授として研究、教育、執筆業など各方面で活躍されているMさんが九州に帰郷したのは、今から5年前のこと。一戸建てを新築する大きなきっかけとなったのは結婚だが、もう一つの要因はクルマだという。
初めて所有したカウンタック、そしてフェラーリ
日々研究活動に忙殺されていたため、自動車免許の取得は20歳代後半になってからだというMさんだが、初めての愛車として購入したのは何と、ランボルギーニ・カウンタック! さらにその後フェラーリ308GTSを増車し、気分によって両車を乗り分けていたという、過激なカーライフを展開。残念ながらこの2台は九州に戻る際に手放し、しばらくは国産車に乗っていたが、手元にスーパーカーの無い生活に耐えきれず、結婚とほぼ同時期にフェラーリ360スパイダーを手に入れた。
新居は、とある新興住宅街の路地突き当たりという絶好のロケーション。建築条件付き物件ということで、設計はMさんがスケッチブックに描いたイメージをベースに、販売会社である「ワウハウス九州」の建築士と話し合いを繰り返しながら進められたという。そして着工からおよそ3ケ月。60.49坪の敷地面積に対し、延べ床面積54.85坪という、建ぺい率の基準をぎりぎりまで使いきった、ビルトインガレージ付きの住まいが完成した。
リビングからフェラーリが見える空間
ガレージは、縦列で2台の車両をゆったりと格納することが可能。さらにシャッター前や正面玄関前には来客用としても活用できる駐車スペースが設けられるなど、表通りから一歩セットバックしたレイアウトが採用された。Mさんの意見が主体となったガレージや外観に対し、室内は奥様の意向を優先してホワイトを基調にコーディネイト。リビングには広い開口部の窓が並び、どこにいても視界にはおのずとプランシングホースの姿が目に入る、クルマ好きには何とも羨ましい空間といえる。
新たな環境でのフェラーリライフを順調にスタートさせたMさん。しかし、そこはかつてカウンタックを所有した経験を持つ猛者。スパイダーの前に空いた一台分のスペースの処遇について、何やら思惑が。「やっぱりランボルギーニは気になる存在。今すぐ云々ということはありませんが、いつかまた昔のように2台のスーパーカーを並べることができたら楽しい」と未来を描いている。