マセラティ初のフルEVもラインナップ! 新型SUV「グレカーレ」を発表。国内は6月以降オーダー開始

全ての画像を見る

マセラティ史上最大のパワートレインラインナップ

3月22日にマセラティは”The Every day Exceptional(毎日が格別)”をコンセプトとする新型SUV「グレカーレ」を発表した。

グレカーレは、エレガンス、パフォーマンス、汎用性、革新性の4つバランスを取りながら、オフロード性能と妥協のないドライビングプレジャーをユーザーに提供するという。
モデナのマセラティ・イノベーション・ラボで開発されたこの新型SUVは、カッシーノ工場で生産される。

グレカーレは、マセラティブランド史上、最も充実したラインアップとなり、従来の内燃機関、ハイブリッドをはじめ、1年後にはマセラティ史上初となる100%電動化パワートレインを搭載したグレカーレも用意される。


発表時にはまず3つのバージョンを展開。300psの4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330psの4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」、MC20に搭載されたマセラティ独自のネットゥーノエンジンをベースにした530psの高性能3.0L V6ガソリンエンジンを搭載したパワフルな「トロフェオ」の3モデルとなる。

その後、400Vの100%電気自動車「グレカーレ・フォルゴーレ」も加わり、全車種が揃うこととなるという。

この新型SUVは、広さと快適性にこだわり、「クラス最高」の装備を誇るという。室内空間、ドライバビリティ、ハンドリング、加速度(0-100km/h加速3.8秒 ※トロフェオモデル値)、最高速度(285km/h ※トロフェオモデル値)、音質、ウッド、カーボンファイバー、レザーなどの高級素材の使用、様々な点においてクラス最高レベルを実現する。GTバージョンでは、全長4,846mm、ホイールベース2,901mm、全高1,670mm、全幅2,163mm(ウイングミラーを含む)、リヤホイールトレッド1,948mm(トロフェオではさらに大きく)となり、そのサイズも特徴となっている。

グレカーレのデザインには、MC20以降の全ての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルシンボルを取り入れており、フロントは、低く堂々としたグリルを備え、また側面は美しい流線的なフォルムをもつボディと、カーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素を特徴とし、純粋な側面と技術のコントラストが特徴的だ。リアは、ジウジアーロ3200GTから着想を得たブーメラン型のテールライトが台形ラインにフィットし、キャビンはクーペ効果によりスポーツカーのような仕上がりで、より印象的となっている。


キャビン内では、マセラティ伝統の時計盤をはじめ、際立った技術仕様を採用している。デジタル化されたこの時計は、音声コントロールにより、車載コンシェルジュ機能にもなる。

すべてがタッチ式になり、簡潔な美しさも極限まで追求。マセラティ史上最大の12.3インチの大型センタースクリーン、その他のコントロール用の8.8インチディスプレイ、そしてリアシート専用の3番目のディスプレイからも、コントロールすることが可能だ。

これらはマセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)マルチメディア・システム、最新鋭のインフォテインメント、マセラティ・コネクトで管理される。

マセラティらしい咆哮と臨場感あふれるソナス・ファベール3Dサウンドシステムによるオールラウンドなサウンド体験により、車内サウンドは楽しさの極限にまで高められ、プレミアム・レベルでは標準で14スピーカー、ハイ・プレミアム・レベルでは必要に応じて21スピーカーが搭載される。


さらに新システムである「ヴィークルダイナミックコントロールモジュール(VDCM)」がもたらす卓越したハンドリングと360°の車体制御により、ダイナミックな快適性と忘れがたいドライビング体験を融合した乗車体験を提供するという。コンフォート、GT、スポーツ、コルサ(トロフェオのみ)、オフロードの各ドライブモードを搭載している。

Houseof.maserati.com上で行われたグレカーレのワールド・プレミアイベントには、世界的に有名なイタリア人俳優でブランドアンバサダーであるマチルダ・デ・アンジェリスとアレッサンドロ・ボルギが選出され、グレカーレの魅力を語ったほか、イタリアのアーティスト、ダルダストが出席し、デジタルイベントの一部に独占解説副音声を提供した。

モデナのマセラティ・イノベーション・ラボのエンジニアは、ダルダストと直接議論しながら、車載サウンドをデザイン。テクノロジーとサウンド・デザインの融合を図り、グレカーレでの特別なドライビング体験の一部として、ユーザーが受け取る「チャイム」(警告音)をカスタマイズしたとのことだ。

日本での価格は税込800万円代後半~を予定しており、6月上旬頃よりマセラティ正規ディーラーでオーダー受付を開始予定、日本でのデリバリー開始は2023年上旬を予定している。

マセラティ公式サイト

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!