スポーティなモデルに敢えてコンフォートタイヤをオススメしたいワケ「ミシュラン・プライマシー4」

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ミニの”ゴーカートフィーリング”を穏やかにしたい方にオススメ!

2018年にデビューしたミシュランのプレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー4」は、高いウェット性能と静粛性&快適性を追求しているのが特徴のモデル。今回は2011年式のR56ミニ・クーパーSに装着してその印象を確かめてみた。

ミシュランのプライマシーシリーズは2001年に登場。以来プレミアムコンフォートタイヤとして確固たる地位を築いてきた。その最新モデルとなる「プライマシー4」はコンパクトカーをはじめ、セダンやSUV、ミニバンに至るまで、様々な車種に対応。サイズも何と122! もラインアップしていることから、どんなモデルに装着してもしっかりとした走行性能と快適性が感じられるトータルバランスに優れたタイヤとなっている。

その中でも最大の特徴がウェットブレーキング性能の高さだ。先代モデルとなる3と比較して、履き替え時のウェットブレーキング性能が約13.3%アップするなど、降雨時での絶大な安心感をもたらしている。

これはトレッドパターンに排水性能を高める溝形状を採用したことの効果が大きいだろう。同じく先代のプライマシー3と比べて、履き替え時の溝体積は約22%アップしている。

一方で、ゴムにもウェットブレーキング性能を向上させる新配合コンパウンドを採用。こちらは低燃費とウェット性能を高次元で両立しているのも特徴だ。

さらにトレッド部にはサイレント・リブテクノロジーを採用することにより、プライマシー3比で静粛性を6%向上しているのもプレミアムコンフォートタイヤの真骨頂といえる部分だ。

 

そんなプライマシー4をミニ・クーパーSに装着した第一印象は、すこぶる快適! ミニといえばステアリングを切った際にノーズがクイックに動く”ゴーカートフィーリング”が魅力のひとつだが、それが穏やかになり、プレミアムコンパクトカーに乗っているような感触だ。

もちろんミニは素早いノーズの動きが売りなのだが、このデザインが好きだけどもうちょっと乗り心地が良ければ……、と思っているオーナーも少なくないはず。そんな方には是非この「プライマシー4」を試してほしい。えっ、ミニってこんなに乗り心地良かったっけ? と驚くはずだ。

それに加えて、静粛性の高さも特筆すべきところ。ロードノイズもかなり抑えられていたことも報告しておきたい。

ここで勘違いして欲しくないのは決して”ミニらしさ”がスポイルされていないことだ。確かにゴーカートフィーリングはやや穏やかになっているものの、ミニ本来のスポーティなハンドリングは健在。言い換えるなら、やや過剰とも思えた動きが、ナチュラルなスポーティさになったという感触であろうか。ステアリングを切った際の応答遅れがあるわけではないし、ライントレース性も極めて良好だった。

今回はウェットコンディションでの試乗はかなわなかったが、スペック通りの頼もしいブレーキング性能を発揮してくれるはず。ちなみに高速走行での直進性も良好であったことを付け加えておきたい。

このミニのように、素性がクイックなハンドリング性能を持つモデルに乗りつつも、もうちょっと快適に乗りたい、と望んでいるユーザーは多いはず。このミシュラン・プライマシー4は、そんな方に是非試したもらいたいタイヤといえるだろう。

公式ページ https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-primacy-4

 

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