最高出力640psを発生するスーパーSUV! ポルシェジャパンが新型「カイエンターボGT」の予約受注を開始

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ニュルでSUV最速の7分38秒9をマーク!

ポルシェジャパンは6月30日、プレミアムクーペSUVである「カイエンクーペ」のハイパフォーマンス版となる「カイエンターボGT」の予約受注を開始した。価格は27,250,000円(税込)で、右ハンドルのみの設定となる。

今回の「カイエンターボGT」では、パワーユニットに最高出力640ps、最大トルク850Nmを発生する4L V8ツインターボエンジンを搭載。これはカイエン ターボクーペの最高出力を90ps、最大トルクは80Nmも上回るもので、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は300km/h(14km/h増加)もの動力性能を誇る。さらに専用に特別に開発されたシャシーシステムとパフォーマンスタイヤが標準装備されたことで、ニュルブルクリンク北コースで7分38秒9のラップタイムをマーク。新たにSUV最速のレコードを記録している。

また、カイエンターボGTは、カイエンターボクーペと比べて車高が最大17mm低く設定。これに基づいてパッシブシャシーコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計されており、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。それらの間の完全な相互作用を実現するための専用のキャリブレーションも備えることで、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでのさらに正確なターンインを実現しているという。

専用開発された新しい22インチPirelli P Zero Corsaパフォーマンスタイヤは、ターボクーペと比較してフロントホイールは1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加したことで接地面を拡大。さらに、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備されている。

ターボGTのV8ユニットは、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーンドライブ、ねじり振動ダンパーなどの基本的なエレメントがターボ クーペのV8とは異なり、これらのコンポーネントは、640PSに増加した最高出力と向上したドライビングダイナミクスに合わせて設計。高速でシフトする8速ティプトロニックSとポルシェトラクションマネジメント(PTM)システムも変更され、トランスファーケースのウォータークーラーも追加されている。

中央にテールパイプを備えたスポーツエキゾーストシステムはカイエン ターボGT専用で、リアサイレンサーを含む車両中央からのエグゾーストシステムは、軽量で特に耐熱性に優れたチタン製を採用。センターサイレンサーを削除したことで、さらなる軽量化も実現している。

エクステリアには、フロント部にリップスポイラーと大型のサイドエアインテークを装備。流線型のルーフはカーボン製で、ブラックのホイールアーチエクステンションも装備される。一方ルーフスポイラーに縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートは、ターボのものより25mm大きいアダプティブ展開式リアスポイラーリップとされ、これにより最高速度でのダウンフォースが最大40kg増加するという。ターボインテリアは、トリム類に多用されたアルカンターラがトピック。8wayフロントスポーツシートと独立した2席のスポーツリアシートシステムも標準装備され、それぞれのシートにはGT特有のアルカンターラ パンチングシートセンターパネル、ネオジムまたはアークティックグレーのコントラストアクセント、およびヘッドレストの“turbo GT”ロゴが備わる。ステアリングホイールには、ポルシェのスポーツカーではおなじみとなる12時位置のイエローマーキングが付けられるなど、レーシーな内外装も特徴だ。

公式ページ https://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-models/

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