レギュレーション史上最強マシンから見る、グループBラリーの真実【新書紹介】

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PEUGEOT 205 T16 Group B Rally Car

ラリー選手権がレーシングカーに限りなく近い改造車で争われたグループB時代、その終焉までの2年間を連覇したWRC最強マシンの1台、プジョー205ターボ16の専門資料集です。本来フロント側に搭載していたエンジンをミッドシップ移転の上ターボを装着、その重量バランスの良さから当時最強のアウディ・クワトロを凌駕し、後続のランチア・デルタS4らと激しいチャンピオン争いを繰り広げました。
本書ではレースの模様と共にそのメカニズムに注目、4輪駆動化はじめ足回り変更とボディ構造や空力の変更まで、魔改造と言える変更の数々やアリ・バタネンやユハ・カンクネンなど、当時一流のドライバー陣による、重いクラッチを操作しながら軌道修正を行い、ハイテンポでドライブされた命懸けのレースの真実が語られます。
その他経営難の当時さえ立ち止まらなかった、ジャン・トッドをリーダーとするプジョー社のレース活動やグループB消滅後のパリ・ダカールとパイクスピークの活躍など、ラリーが最もショーアップされた時代のスペクタクルを知る印象的な一冊となることでしょう。

Peugeot 205 T16 Group B Rally Car 1980 to 1988 Enthusiasts’ Manual
4,708 円(税込)
著者など:Nick Garton(著)
出版社:Haynes
ハードカバー/W217×H276/カラー・モノクロ/156P/英語

お問い合わせ:代官山蔦屋書店

情報提供:代官山蔦屋書店

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