「ルノー・アルカナ」は1.33Lエンジンを組み合わせるフルハイブリッド仕様の「E-TECH Hybrid」を設定
ルノーはこのほど、2018年に発表したクーペSUVスタイルのCセグメントモデル「アルカナ」を欧州市場に導入したと発表した。
アルカナは2019年5月に量産モデルが登場し、おもにロシア市場に導入されてきたが、このほど欧州でも発売されることになった。
プラットフォームは新型キャプチャーと同じ「CFM-B」だが、ボディサイズは全長4568×全幅1820×全高1576mmで、ホイールベースは2720mmと、先ごろ日本でも発売されたBセグメントモデルの新型キャプチャーよりひと回り大きい。最低地上高は200mm確保された。
クーぺスタイルを主張する流麗なルーフラインが特徴のデザインは、現行メガーヌや新型キャプチャーとの共通ディテールが多く、ルノーの新世代モデルの一員であることを感じさせる。
最大9.3インチのタッチスクリーンを組み合わせる「ルノー・イージーリンク」マルチメディアシステムや、フローティングスタイルのセンターコンソールなど、インテリアでも新型キャプチャーとの共通点が見られる。
パワートレインでは、フルハイブリッドモデル「E-TECH Hybrid 145」の設定がニュース。94ps/148Nmを発揮する1.6L直列4気筒ガソリンエンジンに、36kW(約49ps)/205Nmのモーターと15kW(約20ps)/50Nmのハイボルテージ・スターター・ジェネレーター、E-TECH用マルチモードAT、1.2kWh(230V)のリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。システム総合では143psを発揮する。
このほかでは、140psと160psの2種類を設定する1.33L直列4気筒ターボエンジンがラインアップ。このエンジンは基本を新型キャプチャー用と共有する、ダイムラーとの共同開発ユニットだ。トランスミッションは7速DCT(EDC)で、12V電気システムを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様となる。
クーぺスタイルのルーフを採用するが、荷室容量は513L(E-TECH Hybridは480L)が確保され、6対4の分割可倒機構を備える後席シートバックを倒した最大時は1269L(同1263L)に容量を拡げられる。
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