プロトタイプの公開から5年近く。丹念な研究開発を続けてきたBBS待望の新作、RE-V7のデリバリーがいよいよ始まる。まずは幅広い車種を対象とした18インチが出揃った。
国産、輸入車を問わず幅広いサイズ設定を持つ
プロトタイプの初公開から5年近く。先んじてレーシングホイールから走り始めたRE-V7のストリート向けカタログモデルが、いよいよ正式に発売された。あの手この手でクロススポークの理想像を描くBBS渾身の新作だ。
隣り合うスポークを交わらせてY字とするクロススポークこそがBBSのアイデンティティ。RE-V7は7本のクロススポークで設計され、各スポークをリムエンドまで到達させている。
ひと目見てBBSと分かる7本のクロススポークは、旧来の味わいと新世代のモダンさとを巧く融合させたような姿カタチを持つ。BBSお得意のアルミ鍛造1ピース製法を駆使したスポーツホイールだが、シャープな造形で放射するディスク面はエレガントな印象も訴えかける。あらゆる車種カテゴリーの世界観にマッチし、クルマの性能をそっと受け止める。
サイズによってフラットタイプとラウンドタイプに大別される。今度のサイズ拡充にも期待が持てる。過去にはスタディ専売モデルとして20インチが限定発売されたこともある。
1月から受注開始したのは18インチから。デザインの包容力を示すように、ターゲットは多彩だ。輸入車で言えばBMWやVW/アウディのコンパクトからミドル勢。3シリーズやA4系、そしてゴルフなどが中核を占める。一方で最新の国産スポーツカー勢を網羅しながら、チューナーサイズとしてスカイライン時代のGT-R(R32~R34)用まで用意される。サイズによりフラットタイプとラウンドタイプに大別されるほか、カラーリングはいきなり4色も揃った。いずれもシンプルながらも高品質さを訴えかける色味で、特に艶ありのブラックはBBSとして初設定となった。
ダイヤモンドブラック(DB)
ダイヤモンドシルバー(DS)
これらの造形や仕上げは、BBSが長年培った設計開発力はもとより、一昨年から稼働が始まった1万2000トン鍛造機や、フルオートメーションの塗装工場など最新のインフラが支えたものでもあるはずだ。BBSのアフターホイールはそのどれもがロングセラーだが、それも丹念な開発と盤石の生産設備があってこそ。今後は19インチの追加などを含め、サイズ拡充にも期待が持てる。20年選手が珍しくないBBSラインナップの中に、期待の大型新人が加わったようである。
ブラック(BK)
ゴールド(GL)
サイズ/価格:
18インチ×7.5~9.5J/86,000~98,000円(税抜)
カラー:
ダイヤモンドブラック(DB)/ダイヤモンドシルバー(DS)/ブラック(BK)/ゴールド(GL)
対応車種:
BMW/アウディ/MINI/その他国産車等