【嶋田智之の月刊イタフラ】プジョーSUV2008、いいねぇ

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予想を越えた気持ちよさ!!

試してみたかったプジョーSUV2008に乗ることができました。だいぶ好印象です。
まずルックス。前のひょろっと背高な感じも悪くなかったけど、こっちは間違いなく人目を惹くシャレオツぶりで、派手じゃないのに華やか。その抑えの効かせっぷりが妙にフレンチっぽいでしょ?

でもやっぱり長いホイールベースと充分な地上高でホイールのトラベル量がしっかりあるシャシーの生む快適な乗り味。アシがたっぷり上下動して路面の主張を素早くしなやかにかわし、伝わってくるのはしっとりとした穏やかなフィール。この心地よさはハッチバックの208より快適かもしれません。なのにハンドリングは素直で滑らかで、気持ちよく曲がってくれるのです。何だかとってもプジョーっぽいでしょ? それに熟成進んだお馴染み1.2L・3気筒ターボのゆるりと滑らかな感覚や、どこからでも必要な力を引き出してくれる意外な頼もしさも、なかなかのものなのです。望外にスピードもありますしね。
サイズも見た目ほど大きくないし取り回しも悪くない。室内も実用上充分な広さです。299万円から買えるっていうのは、割安感ありますね。味と出来映えに対してコスパよし! です。

ルボラン2021年3月号より転載

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