低価格でも汎用性は抜群
車載用AVインターフェイスやドラレコなどを数多くリリースする「データシステム」が今春の正式発表を目指して鋭意開発中の「スカイトップビュー SKY812」は、自動車メーカー純正のカーAVシステムで人気の「全周囲モニター(メーカーによって名称は異なる)」を独自のシステムで実現したものだ。
Data System SKY TOP VIEW SKY812(税別21,800円※今春発売予定)
コンパクトな本体はダッシュボード裏などに装着。リモコンは初期設定時に使用する。市販のカーナビやモニターと接続ができる。純正カーナビと組み合わせる場合は同社製のカメラ接続アダプターを利用する。
ご存じの方も多いと思うが、一般的に全周囲モニターはフロントグリル、リアゲート(トランク)、左右ドアミラーなどに装着した4つの映像を合成する複雑なシステムだ。それだけに高価格で装着車種も限られていた。だが、このスカイトップビューではリアゲート(トランク)に1台のカメラを追加装着するだけで類似の映像を作り出せるのだ。純正カーナビに接続して俯瞰シーンを映し出せるなど、汎用性がきわめて高い上に21,800円(税別)という低価格も実現している。
一般的なバックカメラよりやや大きい程度のサイズ。角度調整も自由に行える。
カメラユニットのサイズは標準的なリヤビューカメラよりやや大きい程度(23×23×38mm)で、車種によっては純正のカメラスペースに納められる。しかも映像の出力端子はRCA形状の汎用ビデオ端子だから、市販のほとんどのカーナビやモニターに接続が可能だ。
車庫入れや縦列駐車がラクに!
真上からの俯瞰映像により、駐車スペースにピタリと納められる。シフトレバーをリバース以外に入れると記録映像は消去されるが5秒または10秒の持続設定も行える。
メーカー純正のバックカメラのようにシフトレバーをリバースに入れるとカーナビの画面にカメラ映像を表示。車両後方の映像と上空から見下ろした映像が二分割でカーナビのディスプレイに現れる。最初は見下ろした映像の自車(イラスト)周囲は真っ黒に塗りつぶされているが、車両が後退を始めるとその動きに合わせて自車の周囲を埋めるように映像が現れてくるのだ。
車庫入れや縦列駐車がラクにできるようになる。車種を問わず装着できるのも嬉しい。
これはカメラが撮影した映像を一時的に記録して平面に変換し、表示しているため。システム自体が違うので純正カーAVシステムとは見た目が異なるが、実用性については問題なし! 死角の多い場所での駐車をサポートしてくれる。ちなみにリアバンパーの後ろ側はリアルタイム映像なのでしっかりと安全確認を。
データシステム https://www.datasystem.co.jp