EV時の航続距離は約50km! ベントレーが新型「ベンテイガ・ハイブリッド」を発売!

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新型「ベンテイガ・ハイブリッド」は「ビヨンド100」戦略の第1弾として登場。3L V6ツインターボ+Eモーターにより、システム総合で449ps/700Nmを発揮

1月4日、ベントレー・モーターズはマイナーチェンジを受けた新型「ベンテイガ・ハイブリッド」を発表した。

このたびの発表に際して同社のエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のように述べている。
「私たちが目指すのは、持続可能なラグジュアリーカーメーカーとして世界をリードすることであり、その次なるステップがベンテイガ・ハイブリッドなのです。ベントレーは100年の歴史を誇るラグジュアリーカーメーカーから、持続可かつ倫理に根ざしたロールモデルへ姿を変え、皆様に新たなラグジュアリーをお届けするために、先ごろ発表した『ビヨンド100』(2026年までに全ラインアップをハイブリッドモデルまたはBEVとする計画)戦略の第1弾として、新型ベンテイガ・ハイブリッドを発表いたしました」

V8仕様、そして高性能版「スピード」に続くベンテイガ3機種目のモデルとして登場したベンテイガ・ハイブリッドには、3L V型6気筒ツインターボエンジンと、94kW(126ps)/350Nmを発揮するEモーターを搭載。システム総合で449ps/700Nmを引き出す。

168個のセルで構成されたリチウムバッテリーは総電力量17.3kWhで、モーターのみによるゼロエミッション走行時は、最大で31マイル(約50km)の航続が可能。これにエンジンの駆動を合わせると、1回のガソリン満タン&電気の満充電で、最大536マイル(約863km)の航続距離を実現する。

クルマの電源を入れるとすぐにEVドライブモードになり、可能な限り電気だけで走行する。EVドライブモードは都市部や短距離の移動に最適だ。「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・アクセルペダル」を踏み込もうとすると、瞬間的な抵抗がドライバーに伝わり、電力のみの走行からハイブリッド走行へと切り替わるポイントが分かるようになっている。

「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ナビゲーション」による予測データに基づき、ジャンクションに近づいたり法定速度が低下したりするとアクセルペダルが振動してドライバーに減速を促す。これがエネルギーの節約と回生エネルギーの最大限の回収につながる。Eモーターから内燃エンジンに切り替わるポイントを、アクセルペダルを介してドライバーに体感的に伝えることによって、EVドライブモードをできる限り維持することを促し、効率性を最大限に高める。EVドライブモードでは車速84マイル(約135km/h)に達するまでEモーターが駆動する。

ハイブリッドモードは、インテリジェントなナビゲーションシステムのデータに基づき、効率性と航続距離を最大限に引き出す。このモードは長距離ドライブ向きで、ナビゲーションシステムの走行ルートにしたがいながら、Eモードの予測機能とエンジンの惰性回転を利用する。ナビゲーションシステムに目的地を入力すると、走行シーン毎に適切なドライブモードが自動的に選択され、バッテリーの電力を最も効率的に利用するための計算が絶えず行なわれる。EV走行が最も有効と思われるシーン、例えば都市部に進入したときなどに備え、バッテリーに電力が蓄えられる。目的地に到着した時点で充電量がゼロになるように自動計算することで、トータルな効率性が最大限に向上する。

ホールドモードではエンジンと電力がバランスよく使い分けられ、必要なときに電力で走行できるように高圧バッテリーの充電量を維持。ドライブダイナミクスモードのスポーツモードを選ぶとデフォルトでホールドモードになり、ブーストと回生が確実に行なわれる。

ベンテイガ・ハイブリッドでは、「マイベントレー」コネクテッドカーによる最新のインカーサービスとリモートサービスが利用できる。インカーサービスはeSIMを介して提供されるので、手持ちのモバイルデバイスでデータ通信を行なう必要がない。リモートサービスは「マイベントレー」アプリからアクセス。地域によってサービス内容は異なるが、テクノロジーのレベルが向上し、機能も一層充実している。

ベンテイガ・ハイブリッドでは、次の4つの便利機能が利用可能だ。「マイカー・スタティスティクス」は、車両の各種データを表示。最近運転した日時や、前回の走行距離、平均速度、走行時間、平均燃費/電費を確認できる。「マイバッテリーチャージ」は、充電ケーブルが充電設備に接続してあれば、リモート操作で充電を開始できる。出発予定時刻を指定すると、その時刻までに最大限の充電ができるように充電システムが充電率を算出する。「マイキャビン・コンフォート」は、エアコンをリモート操作し、乗車前に車室内を22℃の快適温度に設定できる。そして「Eチャージング」は、現在地周辺や目的地周辺の充電スポットを検索し、最寄りの充電スポットまでを道案内。充電スポットまでの距離、空き状況、出力などで検索結果を絞り込むことができる。

装備面では、最新のハードウェアとソフトウェアの採用により、ナビゲーションも完全新設計。サテライトマップやオンライン検索などを使用することができる。既存の有線システムとAndroid Autoに加え、Wireless Apple CarPlayも初めて標準装備に加わった(一部地域)。

リヤシートに装備される新設計タッチスクリーンリモートはサイズが拡大。新型フライングスパーに導入されたものと同様の便利なタブレットだ。コネクティビティも大幅に改善され、USBタイプCポートとワイヤレススマートフォンチャージャーが標準設定されている。

キャビンは2-3レイアウトの5人乗りが標準で、2-2レイアウトの4人乗り仕様をオプション設定。4人乗り仕様のシートは、エルゴノミクスデザインがレベルアップしている。膝回りスペースが、シートを倒さない状態で30mm、リクライニング時に100mmほど広くなり、贅沢な気分で快適なドライブを楽しめる。

豪華なインテリアを一層引き立てたい場合は、ベントレー初となるダークティントのダイヤモンドブラッシュドアルミニウムトリムが選択可能。また、ウッドパネルについては、まっすぐな杢目が美しいKoaとCrown Cut Walnutがベンテイガのオプションにプラスされた。そして、マリナードライビングスペシフィケーションには新たなキルトデザインが登場し、シートの新しいオプションとしてはマイクロパイピングが加わっている。

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