ドイツ統一から始まった愛。束縛の壁を越え羽ばたいた「トラビ」愛好家たちとの交流を記録した写真資料集【新書紹介】

全ての画像を見る

Trabi Love

1957年、東西分断時代の東ドイツに生まれ、ベルリンの壁崩壊後の90年代初頭まで30年以上に渡り生産された小型乗用車トラバント(愛称トラビ)の、愛好家たちとの交流を記録した写真資料集。
貴重な最終生産車をスタイリッシュに乗りこなすロックスターやトラバントでの世界一周を試み続ける冒険者達、ニューヨークの中心で”トラビが無ければ暮らせない”と語るエンジニア、シンプルな車体を電動化し究極のエコドライブを楽しむ強者など、トラビ愛溢れる様々な姿を収録。
それに加え生産当時の東ドイツ工場の内部写真や、VW社によって試みられたジウジアーロデザインのトラバント後継車「X03」ストーリーなど、貴重な資料も見られる。
束縛の壁を越え羽ばたいたトラビ達は、極限まで絞られた故のシンプルさを最大の個性として、世界中から寵愛されるに至った。
西側世界に佇む姿は違和感に近い特別なムードを醸し出しすが、”どのガレージにも手軽に入るのに
なぜあなたは手を出さないのか?”との著者の問い掛け含め、あなたの目には果たしてどのように映るだろうか。

Trabi Love
7,414円(税込)
著者など:Edwin Baaske
出版社:Delius Klasing
ハードカバー/W297×H295/カラー・モノクロ/208P/独語

お問い合わせ:代官山蔦屋書店

情報提供:代官山蔦屋書店

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!