【BMW SAFETY TECHNOLOGY】3眼カメラを使用した最新の運転支援システム

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最新の運転支援テクノロジーを象徴する機能がアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)や衝突回避・被害軽減ブレーキ。それらの機能を正確に、そしてスムーズに作動させるために、BMWは世界最高の性能を備えたカメラを搭載する。

3つの眼/ACTIVE CRUISE CONTROL SYSTEM WITH STOP & GO DRIVING ASSISTANT PROFESSIONAL

人間の知覚はその87%が視覚に頼っているともいわれるが、運転支援テクノロジーを構成するセンサー類のなかでも、とりわけ重要なのが前方監視用カメラだ。そしてBMWの最新モデルは、その多くが世界最高のスペックを持つ3眼式車載カメラ(3眼カメラ)を搭載している。

3眼カメラは、短距離、中距離、遠距離のために個別のレンズとイメージセンサーを用意。そして、それぞれに最適な性能を持たせることで、幅広い認識範囲と優れた解像力を得ている。
たとえば短距離カメラは20mほどまでの距離を150°の視野角度で監視。クルマの直前に飛び出してきた歩行者を検知するのに役立つ。ちなみに、同じく運転支援テクノロジーで活躍するレーダーは、金属のような硬い素材で作られたものは精度よく検知するが、人間を見つけ出すのは苦手。そこでカメラの登場となるわけだが、脇道から飛び出す歩行者の位置や動きを割り出すにはクルマの真横近くまで監視できる広い視野角度が必要になる。それを可能にするのが、この短距離カメラなのである。

車両周辺監視用と中距離検知用、そして長距離検知用の3機の単眼カメラを組み合わせる。

一方で、BMWが日本で最初に製品化したハンズ・オフ機能は車両の300m先まで見通すことで初めて実現できた。これを可能としたのが長距離カメラ。視野角度は28°と限られるものの、300m先まで精度よく検出することでハンズ・オフ機能やレーン・キーピング機能の滑らかな車線トレース性能に大きく貢献している。
ところで、車載カメラにステレオカメラを用いるのは物体までの距離を測定するのが主な目的だが、最新の画像処理技術を用いると単眼カメラでも高精度な距離測定が可能になるという。これもまた、BMWが3眼カメラを選ぶ理由のひとつといえる。

前走車や道路の車線を検知して前方車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行なう。

ルボラン2021年1月号小冊子より転載

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