「つながろう。みんなでCO2削減!!」第26回日本EVフェスティバルをお台場で開催

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今年は都市型イベントに

東京国際交流館には話題のホンダeや発表されたばかりの三菱エクリプス・クロスPHEV、日産リーフeプラス、ジャガーIペイスを出展。

地球環境とエネルギー問題の解決方法のひとつとして、EV(電気自動車)などエコカーの普及活動を進める一般社団法人「日本EVクラブ」主催によるイベント、第26回「日本EVフェスティバル」が、2020年12月5日(土)に東京・お台場の東京国際交流館プラザ平成で開催された。

代表理事を務めるモータージャーナリストの舘内端氏によれば、自動車と社会をめぐる時代の大きな変化に伴い、同フェスティバルも情報伝達効果の高い都市型にシフトすべきだと考え、これまでのテストコースやサーキットの会場から、今回は東京・お台場での初開催に至ったようだ。ただし開催の精神はこれまでと変わらず「自動車の楽しさの未来への継続」とそれを可能にする「ストップ気候変動」とのこと。

東京国際交流館には話題のホンダeや発表されたばかりの三菱エクリプス・クロスPHEV、日産リーフeプラス、ジャガーIペイスを出展。試乗会ではアウディeトロンやプジョーe-2008、BMW X3 30eといった最新の輸入モデルも体験できた。

朝10時から開催スタートした会場エントランスには、国内外メーカーのEVとプラグインHVモデルが展示されたほか、一般来場者向けの試乗会には各社の最新モデルが提供された。協賛社のボッシュエンジニアリングは同社開発の電動カートと技術パネルを展示をしたほか、ニチコンは可搬型給電器のV2H技術でコーヒーを提供。HW ELECTROは日本導入を予定する小型EVトラック「ELEMO」の電動システムを公開した。

またクラブ会員が旧車や趣味車を電動化したコンバージョンEVの「EVセドリック」や「EVスーパーセブン」「EVジムニー」、電動レーシングカート(ERK)、横浜ゴムのEVコンセプトカー「AERO-Y」らも出展して来場者の注目を集めた。

国内外メーカーの最新EVとPHEVが一堂に会した試乗会では、数多くのモータージャーナリストは来場者がドライブする試乗車に同乗してモデル解説をサポート。

シンポジウムでは東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授がCO2濃度と排出量増による極端気候を解説。

舘内代表と作曲家で音楽評論家の松任谷正隆氏はコロナ禍も含めた音楽イベントの新しい在り方や社会的影響について語った。

館内会場では東京都や神奈川県藤沢市、長野県白馬村といった環境問題に注力する自治体が情報発信。東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授を招いたシンポジウムをはじめ、環境省や経済産業省の自動車・環境担当者、自動車メーカーによるプレゼンテーションが行われ、気候変動がもたらす環境への影響とそれに対応する行政と自動車メーカーらの取り組みを発表した。作曲家の松任谷正隆氏と舘内代表は、コロナ禍の話題を交えながら、気候変動・自動車・音楽をテーマにしたトークショーで会場を沸かせ、最後に「日本EVクラブ Stop気候変動宣言」を採択して幕となった。

日本EVフェスティバル http://evfestival.jevc.gr.jp/

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